建機・農機をはじめとする多くの産業車両の制御では、ECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)と共に、CAN(Control Area Network)通信プロトコルが利用されています。CAN通信とそこから得られる情報を車両運用現場のPC・タブレット・スマートフォンで活用し、さらにIoT遠隔サービスと連携させることで稼働監視・保守業務の効率化や車両ダウンタイムの削減を実現したいというニーズがますます拡大しています。このような用途において、一般的に販売されているCAN通信端末では、対環境性仕様・価格の双方で産業車両メーカの量産搭載条件を満たすことは困難でした。 これらのメーカ要望に応えるべく、サイレックスでは2018年に第1世代のCAN・無線ブリッジ製品となる『CDS-2150』をリリースし、複数のメーカの監視・保守サービスで導入していただきました。