本製品は、世界各国のCOVID-19検査を行う多くの検査機関に供給されており、日本の検査室においても、容易な調達が可能です。


Aalto社CEOのPhilip Noone氏


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体外診断薬メーカーやワクチン製造業者向けに試薬・原料を提供するAalto Bio Reagents社(本社所在地:アイルランド・ダブリン市、CEO:Philip Noone)は、「Viral RNA Lysis Buffer(ウイルスRNA溶解緩衝液)」を発売しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/239427/LL_img_239427_1.jpg
本製品は、世界各国のCOVID-19検査を行う多くの検査機関に供給されており、日本の検査室においても、容易な調達が可能です。

生体試料中のウイルスを本製品に溶解し不活化することが可能です。
本製品は、磁気ビーズ法やスピンカラム法などのさまざまな核酸抽出キットに対応しており、リアルタイム定量PCRのためのウイルスRNA抽出に用いることが可能です。


本製品の開発の背景には、新型コロナウイルス(COVID-19)検査のピーク時に、ウイルス溶解液が世界的に不足したことがあります。アイルランドの国立検査機関であるNational Virus Reference Laboratory(NVRL)をはじめとした、病院や検査室の負担を軽減する目的として開発がスタートしました。

評価試験の結果、ロシュ社製、キアゲン社製等のウイルス溶解緩衝液と同様に、本製品がSARS-CoV-2ウイルスを完全に無力化できることが確認されています。
Aalto社は、アイルランドや英国をはじめ、世界各国のCOVID-19検査を行う多くの検査室に、本品のバルク供給を続けています。また、このCOVID-19 RNA溶解緩衝液が緊急に必要となった場合には、日本の検査室でも容易な調達が可能です。

Aalto社CEOのPhilip Nooneは、次のように述べています。
「COVID-19の感染率の上昇や、再度の流行の襲来により、こうした重要な原材料の不足が起こり得ます。当社は、医療現場が直面している困難を少しでも緩和できるよう、ウイルスRNA溶解緩衝液をはじめとしたSARS-CoV-2関連製品を増産しています。Aalto社にとって、日本は既に体外診断薬原料の重要な市場であり、日本のお客様に対しても、COVID-19との戦いに勝てるようお手伝いしたいと願っています。ウイルス検査の開発を行う診断用製品関連企業がウイルスの蔓延を評価するために、さらにはこのパンデミックを終息に向かわせるワクチンを開発するために、必要となるSARS-CoV-2関連製品を幅広く提供し、支援を行っていきます。」


【Aalto Bio Reagents社について】
1978年に設立されたAalto Bio Reagents社は、全世界の体外診断用製品業界や研究所に向けた原材料の開発及び供給を行うリーディングカンパニーです。業界最大の国際企業であり、精製ヒトタンパク質、モノクローナル抗体及びポリクローナル抗体、真菌抗原、寄生虫抗原、ウイルス抗原、及び体外診断用の疾患血漿の幅広い品目を扱っています。

当社は会社設立以降、製品開発要件の厳格な基準を満たす最高品質の原材料を提供する企業として当社を信頼してくださるお客様と、強固な関係を築いてきました。アイルランドのダブリンに本社を置く当社は、製品ポートフォリオ及び顧客基盤を急速に拡大しています。
情報提供元: @Press