μITRON準拠の「TOPPERS」に対応、MCUでスマホライクな高性能GUI/HMIを実現する「Qt for MCUs」2020年12月10日 - The Qt Company(本社:フィンランド エスポー、日本オフィス:東京都千代田区、日本オフィス代表:Dan Koo)は、MCU(マイクロコントローラー)を利用してスマホライクな高性能GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を開発できる「Qt for MCUs」の日本市場向けカスタマイズを続けています。この度は、日本の製造業において多用されているマイクロコントローラー向けカーネル仕様「μITRON」に準拠するリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)である「TOPPERS」に対応し、すでに公開されているFreeRTOS版と同等のパフォーマンスの実現を確認したことを発表します。
μITRON準拠のカーネル仕様に対するRTOSへのサポートを実現するのは、イー・フォース株式会社の提供する「μC3」に続き、2種目となります。The Qt Companyでは、今後も「Qt for MCUs」の日本市場向けカスタマイズを続け、日本のユーザーにとってさらに使いやすい環境を提供する予定です。
The Qt Company日本オフィス代表 Dan Kooは「Qt for MCUsなら、MCUを活用して部品コストを抑えながらタッチインターフェースを搭載したカラフルで滑らかな高性能GUI/HMIを実現することはもちろん、組み込み、PC、モバイルにもOSを問わず一つのソリューションでルックアンドフィールを統一したGUIを展開することが可能です。これをご活用いただけば、ファクトリーオートメーションや自動車、医療、IoTデバイス、家電といった様々な業界で、競合に差をつけるユーザーエクスペリエンスを提供するGUIを開発いただくことができると考えています。The Qt Companyではさらに日本市場向けのカスタマイズを進めていますので、さらに多くの日本企業の製品競争力の向上をお手伝いしたいと考えています。」