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全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)で2020年3月に放送した『生前葬TV-又吉直樹の生前葬のすゝめ-』が、第10回衛星放送協会オリジナル番組アワードの番組部門<バラエティ>において最優秀賞を受賞した。その授賞式が9月1日によみうり大手町ホールで行われ、MCを務めた又吉直樹、渡辺文乃(BS12 トゥエルビ/事業開発部兼営業部)、池上直樹(同/編成部)が出席した。
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「衛星放送協会オリジナル番組アワード」とは、一般社団法人衛星放送協会が、BSとCS各放送局の強みを生かしたオリジナル番組の制作促進と、その認知向上を目的に2011年に創設した賞。今年で10回目を迎える。
第10回衛星放送協会オリジナル番組アワードの番組部門<バラエティ>で最優秀賞を受賞した『生前葬TV-又吉直樹の生前葬のすゝめ-』は、ゲストをお招きして「様々なカタチの生前葬」を紹介しながら「その人の半生がいかなるものだったのか」をMCの又吉直樹とゲストで振り返っていく新感覚のバラエティ。番組では芸能生活50周年を迎える間寛平とホラー作家・岩井志麻子をゲストに、2人の生前葬をプロデュースした。
※初回放送:2020年3月8日(日)
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又吉は「僕がMCとして呼んでもらえたのは、たまたま葬儀が似合う雰囲気だったのが大きい」と自虐も「放送後は周囲から反響がありました」と手応え。番組の印象については「誰かがお亡くなりになった後に、追悼番組などでその人の魅力が伝えられることがあるけれど、生きているときにその方の魅力を伝えることができるのは価値のあること」とテーマに共鳴していた。受賞にあたりトロフィーと米俵一俵が番組側に贈呈されるが「この後に米俵一俵をどう分けるか、番組側と協議したい」とユーモアたっぷりに笑わせた。
また自身の生前葬を行う場合は「お笑い芸人、小説家、ピースという3つを上手く組み合わせたい。半生を朗読している最中にバイクの音が聞こえてきて、壁を突き破って相方の綾部祐二がハーレーで登場する」と地味さと派手さをリクエスト。参加したい生前葬はやはり相方・綾部祐二のもので「自分がプロデュースできるのならば、熟女1万人パレードの生前葬をやってみたい。怒られそうだけれど、綾部さんらしさを出したものが出来たらいい」と相方の嗜好をしっかりと反映した生前葬を妄想していた。
審査委員を務めた田中早苗氏は、番組について「生前葬という切り口でゲストを深掘りするのは面白い。朗読やインタビュー、取材を通してゲストの半生や死ぬまでにやりたいことを炙り出す構成は見事」と絶賛。MCの又吉直樹については「誠実さを持ってゲストと対面し、深い話を心地よく聞かせる。素晴らしい司会者あっての番組。企画・構成・内容ともに素晴らしい」と高評した。企画立案の経緯は自身の寡黙な祖父の死だったという渡辺は「通夜・葬儀をするにあたり、いい遺影がなくて現場が混乱しました。また祖父は寡黙だったために、生前のエピソードを亡くなった後に聞くということもありました。葬儀・葬式は亡くなった方が主役のはずなのに、上手くハンドリングできないジレンマがあり、そのジレンマを生前葬で解決できればと思った」と制作にあたっての思いを吐露。また番組の方向性については「死を扱うからといって暗くなり過ぎないように、明るいテイストのバラエティにしたいと思い、細心の注意をはらって制作しました」と工夫を明かした。
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2020年11月4日(水)よる8時~
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