この映像アーティスト達によるプロジェクションマッピング・メッセージの動きは3月にスイスのマッターホルン(ツェルマット)に映し出された光のメッセージに端を発し、オンラインメディアやSNSなどを通じて世界中の22億人以上が視聴し、人々を勇気づけました。それに呼応するように、ブラジル・コルコバードのキリスト像、中国・武漢、イラン・アーザーディタワー、ルーマニアの議事堂宮殿など、世界中へと広がってきました。そして6月にはメキシコで【LIGHT of HOPE(希望の光)】プロジェクトとして、世界中から集まった有志のアーティスト133人が、メッセージを映像アート作品にして仕上げ、メキシコのシンボルタワーであるトレ・ラティノ(高さ182m)にプロジェクションマッピングされました。
世界中に中継されたこの企画のストリーミング配信の再生回数は約1億2,500万回に及んでいます。
■投影建築はハウステンボスのスタッドハウスに決定
この【LIGHT of HOPE(希望の光)】のプロジェクションマッピングを実施する会場は日本でいち早く常設型プロジェクションマッピングが始まった、草分け的なスタッドハウスという美麗な建築で、8月の約1ヶ月間に渡って上映されます。上映初日の8月1日には、ライブストリーミングも予定されております。ぜひ多くの方に現地やインターネットストリーミングでご視聴いただき、世界中のアーティストによる暖かく芸術的な映像メッセージを楽しんで頂けたらと思います。
■企画・制作はメキシコで活躍する『DUX Animation Studio』
この【LIGHT of HOPE(希望の光)】の企画を行ったのはDUX Animation Studio(デュクス・アニメーション・スタジオ)というメキシコシティを拠点に活動する映像制作プロダクションで、日本においては「1minute Projection Mapping」(PMAJが行うプロジェクションマッピング国際大会)のファイナリストとしても参加しており、その交流から日本での実施オファーを受け実現へと動き出しました。日本での実施には様々な制約があり、ハードルの高い取り組みと思われましたが、今回はハウステンボスの全面的な協力を受け、日本で初めて実現できることとなりました。