星野リゾート様における3密回避のためのセンサーデバイスにobnizOSが採用されました


3密回避システムの全体構成図


星野リゾート様にて独自開発された混雑状況表示アプリケーションの画面


MAGLAB様開発のセンサーデバイスの設置イメージ

株式会社CambrianRobotics(代表取締役:佐藤 雄紀)の「obniz(オブナイズ)」が星野リゾート様で導入された3密回避を目的としたデバイスの開発プラットフォームに採用されました。obnizを使用することで、要件に合わせアジャイル的に修正/調整を繰り返しながら、開発に着手して6週間という短期間で、複数拠点での運用開始を実現しました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/218046/LL_img_218046_1.jpg

星野リゾート様における3密回避のためのセンサーデバイスにobnizOSが採用されました



<obnizが選ばれた理由>

obnizは通信やセキュリティをパッケージ化したIoTプラットフォームです。

Wi-Fiへの接続安定性やリモートでのメンテナンス性が評価され、開発期間の短縮に大きく貢献しています。

パッケージ化されている部分は、新たな開発が不要となります。また、遠隔地からプログラムをアップデートできるため、要件の修正や追加がアジャイル的に実現可能です。





■リモートでのメンテナンスが容易に

ArduinoのようなマイコンとobnizOSを連携させることで、マイコンのファームウェアを遠隔地からアップデート。従来は現地に赴き行っていた作業を、遠隔で実行できるようになりました。



■リアルタイムでの状況把握

obnizCloudを通じてセンサー情報を取得することで、セキュアかつリアルタイムなデータの可視化が可能となりました。



■システムをスピーディに導入

obnizを使うことで、通信やデバイス管理などベースとなる部分の開発が不要となり、センシングなどのコア部分の開発に集中でき、スピーディな開発とリーズナブルな実装を行うことができました。



■運用時のトラブルの切り分けを簡単に

obnizでは各デバイスの通信状況や電波状況をクラウド上で確認することができます。トラブル発生時の原因切り分けに活用することで、リモートからでも短い時間での原因発見・対策を行うことができました。





<obniz導入の効果>

今回の開発は、宿泊施設の感染症対策が目的で、なによりも開発速度が重要でした。

Webアプリケーションの開発は星野リゾート様、星野リゾートの要求に合わせたセンサーデバイスの開発はMAGLAB様、IoT通信の管理機能はSORACOM様、データの転送やメンテナンス性の向上を目的にobnizが採用されました。

課題に対して技術的問題点の切り分けが行われたことで、短期間での開発が実現しました。



MAGLAB様が開発されたセンサーデバイスの中にobnizOSが搭載されています。

obnizOSとobnizCloud間は自動で接続され、いつでもデバイスと通信が可能な状態になります。MAGLAB様のサーバーとセンサーデバイスはobnizCloudを通じてリアルタイムで通信を行い、人数カウント情報やマイコンのファームウェア情報をやり取りしています。



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/218046/LL_img_218046_2.jpg

3密回避システムの全体構成図



<3密回避のためのソリューション>

センサーで取得したデータを元に、同じく短期間で星野リゾート様にて独自に開発されたアプリケーションによってスマートフォンからWebブラウザでリアルタイムに混雑状況を確認できます。



大浴場や、レストランなどに行く際に、お客様自身で事前に混雑を把握し、行動の参考にできます。また、スタッフが現場に常駐しなくても、混雑状況を共有できるようになりました。

データに基づいた情報を発信することにより、お客様自身、関係者全員でリアルタイムに混雑状況を確認できるようになりました。



参考リンク:【星野リゾート】最高水準のコロナ対策宣言 ~星野リゾートが考える3密回避の旅~

https://www.hoshinoresorts.com/information/topics/2020/07/94330.html



画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/218046/LL_img_218046_3.jpg

星野リゾート様にて独自開発された混雑状況表示アプリケーションの画面

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/218046/LL_img_218046_4.jpg

MAGLAB様開発のセンサーデバイスの設置イメージ



今回のリリースにあたって、obnizを利用してデバイスの開発を行ったMAGLABの代表である武市様よりコメントをいただいています。



画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/218046/LL_img_218046_6.jpg

株式会社MAGLAB 代表取締役/伴走屋 武市 真拓 様

今回、新型コロナウイルスの感染による影響の拡大を受け、星野リゾート様よりご相談をいただきました。ハードウェアの開発と製造も含めたプロジェクトとしては短期間なので大きなチャレンジが必要でしたが、obnizとの出会いは発想の転換にもつながり、当初の想定していたデバイスの機能よりも充実した機能実装が可能になりました。また、開発にあたってはサポートのレスポンスも良く、着実な運用に必要と考えられる機能には積極的に賛同いただきobnizOSへの機能追加開発も行うことで、現場でのトラブル対応の一助となりました。今後の提案でも積極的に利用していきたいと考えています。

引き続き、パートナーとして、そしてユーザーとしてご一緒できることを楽しみにしています。



株式会社MAGLAB

代表取締役/伴走屋 武市 真拓





- MAGLABについて

IoT/DXに特化した実装支援を行っています。プロジェクトの開始段階から課題を明確にし、IoT/DXプロジェクトの成功率を向上、世の中にIoT/DXを利用した課題解決策の普及を加速することをミッションとしています。その対応範囲は幅広く、製造業やオフィスIoTはもちろんのこと医療からドローン、畜産など多くの課題を解決してきた実績があります。

MAGLAB: https://maglab.jp/







- obnizについて

様々な機器のIoT化と制御を、インターネット経由で簡単・迅速に行うことができるIoTプラットフォームです。

プログラム言語を選ばないシンプルなソフト開発が可能であることと、インターネット経由で複数の機器をクラウドにつなぎ、リアルタイムで一元管理できる点が特徴。一般に市販されているセンサー・アクチュエータをobnizにつなぐことで、組み込み側のソフト開発は不要。クラウド側のソフト開発のみで遠隔操作やデータ収集がすぐに始められます。





【当社代表 佐藤が登壇します】

[オンライン] SORACOM Discovery 2020 前々夜祭

2020年7月12日(日)14:10-14:40

「爆速実装を実現するモノとナカマの作り方」

スピーカー:- 星野リゾート 杉山 陽輝 様

- MAGLAB 武市 真拓 様

- CambrianRobotics 佐藤 雄紀



■イベント概要

主催 :SORACOM UG

開催日 :2020年7月12日(日)

開催時間:14:00-17:00

オンラインで開催

お申込み:事前登録制・参加費無料



詳しくはこちら

https://soracomug-tokyo.connpass.com/event/180629/

情報提供元: @Press