上位システムの画面
エントリシステムの画面
環境温度と体表面温度の関係
クラウド連携により位置情報からの各地ビッグデータ集約
株式会社ユニバーサルコンピュータ研究所(所在地:大阪市中央区、代表取締役:横山 雅俊、以下 UCL)は、新型コロナウイルス対策に有効な、体表面温度を監視できるサーモグラフィーシステムを販売開始いたします。新型コロナウイルスが終息に向かう時期には、各種イベントの再開や商業施設の再開による社会活動の活性化がかかせません。しかし、来場者が多く集まるためそこでクラスター(集団感染)を発生させないための対策が重要です。
■「サーもん」概要
本システムは、大規模空港やターミナル駅はもちろん中規模から小規模施設にいたるまで対応し、対象者の新型コロナウイルス感染拡大防止のために体表面温度でスクリーニングするシステムです。サーモグラフィーカメラによる遠隔計測で、対象者に無用な負担を与えません。
特に、幅広いラインナップ、IoT対応、クラウド連携、自社開発による柔軟な判定機能や管理機能が従来にない特長です。
エントリシステム サーもん100/200 (UTHM100/200) 個人体温監視
上位システム サーもん1000 (UTHM1000) 多人数リアルタイム体温監視
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/210216/LL_img_210216_1.png
上位システムの画面
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/210216/LL_img_210216_2.png
エントリシステムの画面
■「サーもん」特長
●エントリシステム(UTHM100/200)
・個人ごとの体温を監視します。
・カメラ前の人物映像から最高の温度位置を検索し、リアルタイムに体温を表示します。
・計測時、ICカードリーダ(社員証、交通系カード、クルーズカード等)にカードタッチすることで、
社員や会員ごとの時系列体温管理が可能です(UTHM200)。
●上位システム(UTHM1000)
上位システムは、歩行中の多人数も顔検出で個人別の体温をリアルタイムに監視可能です。個人の顔検出により顔領域の最高温度を計測するため、マスクをしていても問題なく、手に熱い飲み物を持っていても誤判定がありません。
既定温度を超える体温が検出されアラーム発生(表示および音)した人物は日時と顔映像が記録され、係員による追跡調査も可能です。それにより、高体温の人物を特定して未然にクラスター発生を防ぐことが可能になります
・基本的に0.3秒で計測でき、1画面内に16人まで対応できます。
●共通の特長(UTHM200/UTHM1000)
・既定温度を超えると、アラーム表示やアラーム音発生も設定可能です。
・計測結果は、日時と共にグラフ表示や管理レポートも出力できます。
・感染に影響の大きい環境情報(温度・湿度・大気圧)も連続計測します。
・設置場所の計測状況に応じて、管理者の携帯電話等にリアルタイム状況通知も可能です。
・標準温度装置を用いた温度校正機能により、精度を向上しています。
・IoTゲートウェイに対応。長年の実績を持つIoTゲートウェイ Bishop(株式会社アルフ製)を採用し、主にGPS/GLONASS 位置情報機能・ LTE/3G 通信機能・環境センサー機能を効果的に活用いたします。
・環境センサーによる体表面温度判定精度の向上。サーモグラフィーカメラが計測するのは体表面温度です。体表面温度は環境の温度によって変化し実際の体温より若干低くなります(*1)。そこで、環境センサーで気温を計測することで体温計測精度を向上しています。(*1 出典 入来 正躬著 体温生理学テキスト)
・ベイズ推定とディープラーニングの考え方による発熱判定精度向上。屋外など環境条件の変動する場所においても、発熱特異点の検出ロジックを強化し判定精度を向上しています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/210216/LL_img_210216_3.png
環境温度と体表面温度の関係
・クラウド対応で地理的ビッグデータ構築
クラウドサーバにより、各地の計測状況を一括して時系列統合管理できます。各地の状況を地理的に統合管理して発熱者ビッグデータが集約できれば、広域の新型コロナウイルス感染拡大防止に有効な手段になり得る可能性もあります。UTHM1000では、セキュリティ配下で顔情報も集約できます。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/210216/LL_img_210216_4.png
クラウド連携により位置情報からの各地ビッグデータ集約
■「サーもん」主要構成機器
・サーモグラフィーカメラ(エントリ、上位2機種)
・ICカードリーダ
・環境センサー(気温、湿度、大気圧)
・IoTゲートウェイ(GPS/GLONASS、LTE/3G対応)
・パソコン
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/210216/LL_img_210216_5.png
「サーもん」構成機器
■「サーもん」対象分野
・鉄道駅、空港、港湾
・クルーズ受入施設、クルーズ船社、クルーズ販社
・水族館、博物館、遊園地、行楽地
・商業施設、公共施設
・幼稚園、学校、セミナー会場
・ホテル、ホール、図書館
・スポーツ会場、イベント会場
■「サーもん」販売体制
本システムは各分野別販売体制で、年間100システムの販売をめざします。
価格帯は、個人対応のエントリシステム60万円台から高速高精度多人数対応の上位システム200万円台まで幅広いラインナップを揃えております。
販売体制は、各分野の専門会社と連携を行いそれぞれの専門知識を活用してユーザニーズにマッチしたシステム提供を行います。
特にクルーズ客船対応は、長年のクルーズ客船受入実績がありクルーズ客船の乗員乗客の行動を熟知した大阪港振興協会との連携により企画検討いたしました。これにより、UCLも約20年係わってきたクルーズ業界の新型コロナウイルス終息後活性化に、貢献できることを期待しています。UCL代表者は、過去にダイヤモンド・プリンセス号にも10数回乗船しています。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/210216/LL_img_210216_6.png
ダイヤモンド・プリンセス号
●分野別販売体制
以下、担当会社、担当分野(分野別問い合わせアドレス)です。
日本マリンサービス 海運業界展開( thermonn-marine@thermonn.jp )
大阪港振興協会 クルーズ客船関係展開( thermonn-cruise@thermonn.jp )
建物管理会社 建物管理関係展開( thermonn-building@thermonn.jp )
森田電機産業 病院・空港・産業関係展開( thermonn-hospital@thermonn.jp )
ランサーリンク 教育関係展開( thermonn-education@thermonn.jp )
アルフ IoT関係展開( thermonn-iot@thermonn.jp )
【会社概要】
株式会社ユニバーサルコンピュータ研究所(略称UCL)
主要実績:全国のSOLAS港湾監視システム、公共監視システム、映像鮮明化システム
設立 :1984年10月
代表者 :代表取締役 横山 雅俊(大阪大学工学博士)
所在地 :大阪市中央区西心斎橋1丁目9番16号 大京心斎橋第2ビル5F
【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社ユニバーサルコンピュータ研究所(略称UCL)
URL : http://www.ucl.co.jp/
URL : http://thermonn.jp/ (「サーもん」専用サイト、デモ動画があります。)
E-Mail: thermonn@ucl.co.jp
E-Mail: thermonn@thermonn.jp (「サーもん」専用サイト)
情報提供元: @Press