春のイスタンブル


イスタンブルの街並み

2つの大陸にまたがり、幾多の文化・文明が出会ってきた場所イスタンブルは、そのほとんどの地域で様々な時代の歴史的遺産を発見できる、世界でもまれな、美しく活気ある都市です。国際色豊かなこのコスモポリタン都市には、歴史上重要な時代の数々の痕跡が残っています。

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春のイスタンブル

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イスタンブルの街並み



イスタンブルを歩き廻るのに最適なのが春です。ボスポラス海峡沿岸のレストランやカフェのテラスで、降り注ぐ陽光を楽しめます。イスタンブルの春は、ボスポラス海峡沿岸のエルグワンの木(セイヨウハナズオウ)や街を取り巻くチューリップの花が咲き誇り、エミルガンの森やギョズテペ公園などの素晴らしい景観が広がります。同公園ではこの時期チューリップ祭りも開催されます。



数ある世界遺産や、オスマン宮廷料理からボスポラス海峡のシーフード料理まで揃う多彩な料理、現代美術イベント、歴史的なものから現代のものまで手に入るショッピングなど、イスタンブルには多彩な楽しみがあります。

年間通して見所、イベント、食に溢れる魅力的なこの歴史的都市のお勧めのほんの一端をご紹介していきます。





■歴史を感じる半島の旅

1478年に征服王(ファーティフ)メフメト2世の命により建造されたトプカプ宮殿は、オスマン帝国建築の傑作のひとつであり、その後4世紀に渡ってスルタンが国を統治する政治の中心だった場所です。サライブルヌ(セラグリオ岬)に位置するトプカプ宮殿には代々のスルタンの影響が色濃く残り、3本のスプーンと交換されたという86カラットの「スプーン職人のダイヤモンド」をはじめ皇室ゆかりのまばゆいばかりの宝石が収蔵されています。聖遺物展示室では、預言者ムハンマドの外套、髭、足跡、アブラハムの鍋、モーゼの杖、ダビデ王の剣、ヨセフのターバンなど貴重な遺物を見ることができます。

ユスティニアヌス帝の命で建造されたアヤソフィア大聖堂も見どころです。537年12月27日にキリスト教聖堂として開館しましたが、メフメト2世によるコンスタンティノープル(現在のイスタンブル)征服後、モスクに改修されました。現在は博物館として一般に公開され、その魅力あふれる豪華な壮麗さが訪れる人を圧倒しています。

さらに、その名の通り内装を飾る青いタイルが美しいブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャーミィー)は、トルコ・イスラム建築の代表作で、この歴史的半島を訪れる人には必見のスポットです。1550年スレイマン1世(壮麗帝/スレイマン大帝)の命により天才建築家ミマール・スィナンが手がけたスレイマニエモスク(スレイマニエ・ジャーミィー)もまた、モスク建築の傑作で、当時拡大を続けていたオスマン帝国の栄華が偲ばれます。



■ガラタ塔とクリミアメモリアル教会

世界最古の塔のひとつでユネスコ世界遺産暫定リストにも記載されているガラタ塔は、元々は528年ビザンチン帝国のアナスタシウス1世の命により建てられた灯台として、オスマン帝国時代にその役割を果たしていました。現在は博物館兼レストランとして、訪れる人を迎え入れています。ガラタでもうひとつ必見なのがクリミアメモリアル(クルム・キリセスィ)教会です。クリミア戦争時に英国人によって建てられた典型的なスコットランド・英国スタイルの町教会で、イスタンブルで唯一のイングランド教会です。



■ボスポラス海峡のクルーズでイスタンブルの比類ない美しさを満喫

イスタンブルの魅力はボスポラス海峡沿岸を周るだけでは開拓し切れません。海峡を周るクルーズもお勧めです。立ち寄る港で下船することも可能ですし、またスルタン アブデュルメジドの命により建てられたドルマバフチェ宮殿(ヨーロッパ側)、スルタン アブデュルアズィズの命によるベイレルベイ宮殿(アジア側)、チュラーン宮殿(ヨーロッパ側)など、多彩で壮大なオスマン帝国時代の宮殿を海上から眺めることができます。ボスポラス海峡で満喫できるのはこうした歴史的宮殿の比類なき美しさだけではありません。

ウォーターフロントに建つまばゆいばかりのオルタキョイモスクや隣接する広場を取り囲む飲食店、伝統建築から現代建築までとりどりの水辺の建物群、各地域の歴史的な小さな桟橋、それに両沿岸に立ち並ぶ多彩なレストランなど必見の場所が目白押しです。



■ミモザとエルグワンの木が美しいプリンスィズ諸島

自然の美しさをエンジョイしたい人にお勧めなのがプリンスィズ諸島です。カモメをお供にフェリーで向かいませんか?聖ジョージア修道院まで長い上り坂が続くハイキングに挑戦できるビュユック島、聖スピリドン修道院へのウォーキングが爽やかなヘイベリ島、レストラン「カルパザンカヤ(Kalpazankaya)」で日没を眺めながらのディナーが楽しめるブルガズ島など、プリンスィズ諸島を最高に満喫できるのが春です。初春のイスタンブルはミモザの季節でもあります。その香りと美しさがもっとも感じられるのがプリンスィズ諸島なのです。これに間に合わなかった人にはエルグワンの木(セイヨウハナズオウ)が待っています。4月になると、ボスポラス海峡の沿岸はその紫の花で染め上げられます。



■バラット、クズグンジュック、カラキョイ

イスタンブルのアジア側で必見の町クズグンジュック。保存状態の良い木造2階建ての建物群が文化的・歴史的な雰囲気に溶け込んでいる小さな町に、漁師たち、ケバブの店、トルコの伝統的な家庭料理で有名なレストランなどの魅力が詰まっています。さらに、当地のお茶やコーヒーが好きな人にとってたまらないのが「クズグンジュック・チュナルアルトゥ・ティーガーデン(Kuzguncuk Cinaralti Tea Garden)」。海辺でお茶やコーヒーを楽しむには最高の場所です。



ユネスコ世界遺産に登録されているヨーロッパ側(旧市街)のバラットは、石畳の道路に出窓付きのカラフルな2階建てまたは3階建ての木造建築が並び、歴史的情緒を今に伝えています。通りから臨める金角湾の絶景やアートギャラリーなど魅力がいっぱいのバラットは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教いずれの住民にも愛すべき街です。聖ニコラス教会、聖ジョージ教会、ギリシャ正教会総主教座、聖デメトリオス教会、ブルガリア正教会聖ステファン教会、ギュルモスク、ウッドミナレットモスク(タフタ・ミナーレ・ジャーミィー)、キュチュク・ムスタファパシャ・ハマム、カーリエ博物館など歴史的な遺産が数多く残っています。



カラキョイでは、ガラタへ繋がるバンカラル通りに並ぶ壮麗な19世紀建築、天才建築家スィナンの手になるクルシュンルハンやアザプカプモスク、その他ガラタ聖グレゴリー啓蒙教会やスルプ・プルギチュ・アルメニアカトリック教会、聖ニコラス教会などの歴史的な建築を見ることができます。近年有名になってきた歴史的エリアですが、アートギャラリー、若者で賑わうカフェ、多彩な料理を味わえるレストランなど、歴史以外にも必見のスポットが揃っています。



■アートとカルチャーの旅:考古学博物館から現代美術館まで

イスタンブルはアートやカルチャーに興味のある人も大満足の都市です。イスタンブル考古学博物館では、かつてオスマン帝国支配下にあった広範な地域から出土した工芸品の膨大なコレクションをはじめ、おびただしい数の展示品が、建物自体の壮麗さと相まって訪れる人を魅了しています。トルコ・イスラム美術博物館はトルコとイスラム圏の美術工芸品を集めた最初の博物館であり、またオスマン帝国時代に開館した最後の博物館でもあります。近現代の美術に興味のある人にはトルコ最初の現代美術館であるイスタンブル現代美術館がお勧めです。



■無限の選択肢があるショッピング

港湾都市イスタンブルは歴史を通して交易路の交差する地点であり続け、古来より現代に至るまでショッピングの中心地です。城壁に囲まれた旧市街には、エミニョニュとベヤズットの間にグランドバザール、エジプシャンバザール、タフタカレなど、かつての歴史的商業地区が残り、最古の商業施設を見て回ることができます。ラグジュアリーなショッピングを楽しみたい人にも、ヨーロッパ側のニシャンタシュの繁華街やアジア側のバーダット通りをはじめ、市内各地のショッピングモールで地元や世界的なデザイナーブランドの膨大な選択肢があります。



■オスマン宮廷料理から世界の美食まで最高の味が揃う街

イスタンブルの食文化はビザンチン時代やオスマン帝国時代にまで遡ることができます。また現在はそのコスモポリタン的な背景から、世界の代表的な料理を提供するトップシェフやレストランが揃い、世界的な美食体験ができる都市です。20世紀初頭からオスマン宮廷料理を提供し、その食文化を伝えてきたイスタンブルのレストランでは、当地を訪れる世界のセレブがその宮廷料理を楽しんできました。最高のオスマン宮廷料理やアナトリア料理が美食家の皆様を待っています。





トルコについて

地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2019年には約5,200万人の観光客をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテイメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。



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情報提供元: @Press