(撮影:藤田修平) 僧侶・作家 玄侑宗久 氏


慶應義塾大学経済学部教授 駒村康平 氏

全労済協会(一般財団法人 全国勤労者福祉・共済振興協会、理事長:神津 里季生)では、来たる2020年3月23日(月)13時30分より、『社会のしんがり』出版記念講演会 市民と考える「困窮との闘い方」をテーマに、千代田区毎日新聞東京本社ビルにて参加無料の講演会を開催します。



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(撮影:藤田修平) 僧侶・作家 玄侑宗久 氏





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慶應義塾大学経済学部教授 駒村康平 氏



日本の各地で「困窮」と闘っている人たち「しんがり」がいます。一般財団法人 全労済協会と慶應義塾大学では、こうした地域社会の「しんがり」の役割を果たしている方々にご登壇いただく寄附講座を慶應義塾大学と継続して5年間開催してきました。



5年間の寄附講座を終え、変化する社会経済が引き起こす諸課題の克服について、11人の「しんがり」が次代の日本を担う若者とともに考え、意見を交わした講座の様子をまとめた書籍『社会のしんがり』が出版されます。



そこでこの有意義な5年間の寄附講座と書籍について、駒村康平慶應義塾大学教授に総括していただく講演会を開催します。



さらに、福島県三春の地で、古刹の住職として地域コミュニティーの維持に努め、また作家としても活動する玄侑宗久氏にご講演いただきます。東日本大震災後、顕著になってきた社会の構造的な問題に、我々はどう向き合っていけばいいのか、これからの日本人のこころの持ち方、生き方について、独自の視点からお話しいただきます。





■講演会概要

テーマ : 『社会のしんがり』出版記念講演会 市民と考える「困窮との闘い方」

開催日時: 2020年3月23日(月) 13:30~16:30(開場13:00)

会場 : 毎日新聞東京本社ビルB1 「毎日ホール」

https://mainichimediacafe.jp/access/

(東京都千代田区一ツ橋1丁目1番1号パレスサイドビル)

アクセス: 東京メトロ東西線竹橋駅直結

参加費 : 無料

定員 : 180名



<お申込み方法>

毎日メディアカフェホームページ「イベント開催案内」よりお申込みいただけます。

https://mainichimediacafe.jp/eventcal/?yy=2020&mm=3

※先着順(定員になり次第締め切り)





■プログラム

第1部 講演(1)「慶應義塾大学寄附講座の概要と書籍紹介」(20分)

講師:駒村康平 氏



第2部 講演(2)「やさしい社会の道標(みちしるべ)」(60分)

講師:玄侑宗久 氏



第3部 対談「地域としんがり」(50分)

登壇者:駒村康平 氏

玄侑宗久 氏

斗ヶ沢秀俊 氏(コーディネーター:毎日新聞社)





■登壇者プロフィール

<駒村康平 氏(こまむら こうへい)>

慶應義塾大学経済学部 教授、ファイナンシャル・ジェロントロジー研究センター長、博士(経済学)

1995年慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学

〇著書

「年金はどうなる」岩波書店、「最低所得保障」岩波書店、「日本の年金」(岩波書店)、「社会政策」有斐閣など

〇受賞

日本経済政策学会優秀論文賞、生活経済学会奨励賞、吉村賞、生活経済学会賞など

〇学会

日本経済政策学会副会長、生活経済学会副会長

〇主な公職

2009-2012年厚生労働省顧問、2010-社会保障審議会委員、2012-2013社会保障制度改革国民会議委員、2018―金融庁金融審議会市場WG委員



<玄侑宗久 氏(げんゆう そうきゅう)>

1956年福島県三春町生まれ。慶応義塾大学文学部中国文学科卒業。

現在は福聚寺住職の傍ら、花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部の客員教授、福島県立医科大学経営審議委員、「たまきはる福島基金」理事長など。

2001年『中陰の花』で第125回芥川賞受賞。また2007年には柳澤桂子氏との往復書簡「般若心経 いのちの対話」で第68回文藝春秋読者賞、2012年仏教伝道協会より第一回沼田奨励賞受賞。

2014年には東日本大震災の被災者を描いた短編集『光の山』にて芸術選奨文部科学大臣賞受賞。著書多数。近著に被災地での恋と放射能の悩みを綴った『竹林精舎』(朝日新聞出版)、『やがて死ぬけしき』(サンガ新書)、『荘子と遊ぶ』(ちくま文庫)等がある。

公式サイト: http://genyu-sokyu.com





■書籍『社会のしんがり』紹介

駒村康平 編著

ISBN :9784787720030

定価 :2,800円

発売日:2020年3月

版元 :新泉社

判形 :四六判並製、450ページ





■全労済協会の寄附講座

一般財団法人 全国勤労者福祉・共済振興協会「全労済協会」は、豊かな福祉社会づくりをめざし、社会保障・雇用問題、少子・高齢社会対策など、勤労者の生活・福祉に関する調査研究の実施や、シンポジウム・セミナー開催等の事業を行っています。

この活動の一環として、これからの日本を担う大学生に、福祉社会のあるべき姿をぜひ、自ら考えていただきたいとの願いから、2011年より大学で寄附講座を行っています。

慶應義塾大学には、この主旨にご賛同いただき、2014年9月から2018年までの5年間にわたり、『生活保障の再構築~自ら選択する福祉社会~』をテーマに寄附講座を開講してきました。毎回、異なる専門家の方々をお招きして本テーマについて講演をいただき、学生だけではなく、公開講座として一般市民の方々にも学生と一緒に受講してもらい好評でした。

情報提供元: @Press