公益財団法人 明治安田厚生事業団体力医学研究所(本部:東京都新宿区、理事長:中熊 一仁)、株式会社オカムラ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:中村 雅行、以下 オカムラ)、株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下 ISID)の3社で2018年10月より共同で開始したオフィス環境改善による働き方改革に関する実証実験結果について報告しました。またこの結果が、環境と公衆衛生分野の国際学術雑誌「International Journal of Environmental Research and Public Health」に掲載されました。
本研究の成果は、「International Journal of Environmental Research and Public Health」に2020年1月1日付で公開されました。本研究は、文部科学省科学研究費補助金の助成を受けて実施されました。なお研究実施の際には、利益相反に該当しないよう十分配慮しました。
<論文>
題名:Impact of activity-based working and height-adjustable desks on physical activity, sedentary
behavior, and space utilization among office workers: A natural experiment
本実証実験では、ABW(Activity Based Working)という新しい働き方を取り入れたオフィスリノベーションに注目しました。ABWとは「従業員がその時の仕事内容に適した場所や作業席を選択できる働き方」です。リノベーションの前後で、座りすぎの解消効果をみるとともに、定点カメラによる動画撮影と最新のディープラーニング※3を活用した画像解析技術を用いることで、ABWの導入に伴う活用スペースの変化を検証しました。