「wall to wall Noriyuki Haraguchi」 (2009 Bank Art NYK c鈴木理策)


ギャラリー外観


原口典之氏


田中泯氏

2020年3月7日(土)、神楽坂に新たなコンテンポラリーアートギャラリー、√K Contemporary(ルートK コンテンポラリー)がオープンします。オープニングエキシビションには現代のアートシーンを牽引するアーティストのひとり、原口典之の個展「wall to wall Noriyuki Haraguchi」を開催し、√K Contemporaryの新たな空間に、代表作オイルプールをはじめとした新作を含む約30点を展示いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/205002/LL_img_205002_1.jpg

「wall to wall Noriyuki Haraguchi」 (2009 Bank Art NYK c鈴木理策)



原口典之は「もの派」の代表的なアーティストの一人として60年代後半から活動をスタートし、1977年に開催された国際展「ドクメンタ6」(ドイツ、カッセル)に日本人作家として初めて選出、代表作となるオイルプールを発表し、世界の美術界に大きな衝撃を与えました。日本を代表する現代アーティストとして展示会にとどまらず数々のプロジェクトに参加するなど活躍の場を広げ、作品はテート・モダンやニューヨーク近代美術館といった数々の美術館に収蔵されています。鉄や油、ハニカム、ポリウレタンといった工業素材などのマテリアルを用いたインスタレーションや立体作品など数々の作品を発表し、50年を経た今も「物質」と向き合い、革新的な作品を創り続けています。

本企画展「wall to wall Noriyuki Haraguchi」は、代表作オイルプールのほか、1階から2階に広がる吹き抜けの空間には約4mの高さの「円塔」、そして壊されたモルタルに帆布を貼った、本企画展のタイトル作品「wall to wall」他、約30点の作品が展示されます。新たに誕生するアートスポット、√K Contemporary にどのように原口が挑戦し、どんな芸術空間を創りあげるのか、期待されるオープニングエキシビションです。





■アーティスト:原口 典之(Noriyuki Haraguchi)

1946年神奈川県生まれ。1970年日本大学芸術学部美術学科卒業。60年代後半から美術家としての活動をはじめ、1977年、国際展「ドクメンタ6」(ドイツ、カッセル)で日本人作家として初めて選出される。鉄やポリウレタンといった工業製品に使われる素材を用いた作品や、軍用機の形を原寸大で再現させた立体、金属のプールに廃油を満たす作品など、意味や機能をはぎ取りながら、物体あるいは物質そのものの在り様を提示する作品を制作。主な個展に『NORIYUKI HARAGUCHI』(レンバッハハウス市立美術館、ミュンヘン、2001)、『原口典之 - 社会と物質』展(BankARTStudio NYK、2009)。

そのほかグループ展では、『(C)Overt』P.S.1(ニューヨーク、1988)、『現代美術への視点-色彩とモノクローム』(東京国立近代美術館、1989)、『1970年 - 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち』(岐阜県美術館、1995)、『重力 - 戦後美術の座標軸』(国立国際美術館、1997)、『TOKYO 1955-1970:新しい前衛』(ニューヨーク近代美術館、2012)など多数。



Public Collection:大分市美術館、目黒区美術館、豊田市美術館、福岡市美術館、Tate Modern(London, U.K.)、Teheran Museum of Contemporary Art(Teheran, Iran)、Museum of Modern Art (NewYork, U.S.)





■Opening Exhibition Special Event:田中泯 「場踊り」

ダンサー田中泯と原口作品がコラボレーションしたスペシャルイベント「田中泯 場踊り」を3回に渡り開催いたします。原口典之の、ある種無機的な「オイルプール」を舞台にして田中泯が躍動的な生命の息吹を吹き込むこのコラボレーションは以前パリで公開され好評を博しました。二人の感性がぶつかり、溶け合い、そして生み出す空気感をぜひ感じてください。また、このイベントではパフォーマンスに続いて、アーティスト原口典之とゲストが対談するギャラリートークを開催いたします。各回それぞれにゲストをお迎えしてトークを繰り広げます。



田中 泯(Min Tanaka)

前衛的、実験的ダンサー。1974年独自の活動を開始。「ハイパーダンス」と称した新たなスタイルを発展。78年ルーブル美術館において海外デビュー。80年代、旧共産圏で前衛パフォーマンスを多数決行。国際的に高い評価を獲得。85年山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を現在も継続中。02年に映画初出演。以後映像界でも国内外で活動中。国内外でのダンス公演は現在までに3,000回を超える。著書『僕はずっと裸だった』、共著『意身伝心』、『写真集「光合成」MIN by KEIICHI TAHARA』、『平間至 田中泯写真集「LAST MOVEMENT」IとII』。

http://www.min-tanaka.com





<Opening Exhibition Special Event Information>

田中 泯 場踊り + ギャラリートーク

(1) 3月7日(土) トークゲスト:福住 廉氏(美術評論家)

(2) 3月28日(土)トークゲスト:後日発表

(3) 4月25日(土)トークゲスト:秋元 雄史氏(東京藝術大学大学美術館館長)



●観覧チケット:3,500円(税別)

*チケット予約・購入は「BSフジチケット」にて2月19日(水)発売開始予定



●開場14時/開演15時



●公演内容

15:00~15:30 田中泯 場踊り

ダンサー田中泯が原口典之のオイルプールで踊る

スペシャルパフォーマンス



15:30~17:00 ギャラリートーク

アーティスト原口典之とゲストによるギャラリートークセッション





■Press Preview & Reception

プレス内覧会&レセプション+ギャラリートーク

プレス内覧会では、ギャラリー空間および展示作品の撮影およびアーティストへの取材が可能となります。また、原口自身が今回の作品についてお話するギャラリートークを開催いたします。

ご参加の方は pr@root-k.jp までご連絡ください。



<開催概要>

3月5日(木)17時~20時

17:00~18:00 内覧会

18:00~20:00 レセプション

※原口典之 ギャラリートーク 18:30開始予定





■ハイライト作品

・「wall to wall」 2020 モルタル壁 帆布ターンバックル(模型イメージ)

・「Oil Pool」 2020 鉄 廃油

・「Tension, and compression」 角材(木) ワイヤーロープ(模型イメージ)

・「円塔」 2020 ポリウレタン 合板(模型イメージ)





■√K Contemporaryのご紹介

この3月にオープンする√K Contemporaryは、2フロアで約300平方メートルの展示スペースを持つコンテンポラリーアートのギャラリーです。加島美術が所有する新たなアートコンプレックスの1、2階にあり、中には吹き抜けもある広々とした空間となっています。この√K Contemporaryは、代表加島林衛がこれからの日本のアートシーンの創出と発展を目指して創られた次世代型ギャラリー。長年古美術を通して先人達の素晴らしい美術品に触れ、磨かれてきた感性だからこそ見える次世代のアートシーンがある。時空や国境に関係なく本質の芸術に触れる場を作りたいという想いから誕生しました。

戦後から現代、そして未来を担う若手まで、幅広くアーティストを紹介し、これからの次世代に向けてアートシーンを創造していく場として、選りすぐりのアーティストの個展はもちろん、√K Contemporaryにしかできないユニークな企画展を開催していきます。

また、この施設内には気軽に利用できる多目的レンタルスペース、「Space √K(スペース ルートK)」も併設。地下一階にある約150平方メートルの空間はコンクリートブロックやモルタルの素材感あるシンプルな内装となっており、展示会はもちろん、撮影やイベントなど様々な用途にお使いいただけます。さらに、今後はギャラリー内で作品を眺めながらお酒が楽しめる「Gallery Bar √K(ギャラリーバー ルートK)」もオープン予定。(時期未定)





<√K Contemporary General Info>

所在地: 〒162-0836 東京都新宿区南町6

都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」A2出口 徒歩5分

東京メトロ東西線「神楽坂駅」神楽坂口 徒歩12分

東京メトロ「飯田橋駅」B3出口 徒歩10分

Tel : 03-6280-8808

Fax : 03-6280-8809

Email : info@ root-k.jp

Hours : 11:00~19:00

Closed on Sunday , Monday, National Holidays





■Space √K

√K Contemporaryの地下1階にある貸しイベントスペースです。

ご利用希望の方は上記√K Contemporaryまでご連絡ください。



<施設概要>

広さ :180平方メートル

天井高:3,000cm

エレベーター、トイレ、電源コンセント、WiFi利用可。

金額、使用日時等はご相談ください。





■開催概要

√K Contemporary Opening Exhibition「wall to wall Noriyuki Haraguchi」

会場 :√K Contemporary(新宿区南町6)

会期 :2020年3月7日(土)~5月6日(水・祝)

日・月定休

*但し、3月8・9日はオープニングウィークのため開廊いたします

出展作家 :原口 典之

出展作品 :代表作オイルプールを含めた約30点

プレス内覧会:3月5日(木)17時~20時

スペシャルイベント:3月7日(土)・3月28日(土)・4月25日(土)

*Webサイトの企画展情報は2月中旬頃更新予定





■√K Contemporary 施設概要

名称 : √K Contemporary

運営会社: 美術商社盛林株式会社

所在地 : 〒162-0836 東京都新宿区南町6

Tel : 03-6280-8808

Fax : 03-6280-8809(Tel、Faxともに2月10日開通予定)

Web : https://root-k.jp (催事詳細は2月中旬頃更新予定)

Email : info@root-k.jp

営業時間: 11:00~19:00

定休日 : 日・月・祝祭日



facebook : @rootkcontemporary

twitter : @rk_contemporary

instagram: @rootkcontemporary

情報提供元: @Press