中学時代に写真に興味をもち、1969年よりモスクワの全ロシア映画大学で映画撮影術を学ぶ。その後モスクワの映画撮影スタジオ、モスフィルムでアシスタントとして働きはじめ、後にセット・フォトグラファーとなる。1978年、モスクワのグラフィックアーティスト集団に参加。フリーの写真家として活動を始める。同年、映画監督のアンドレイ・タルコフスキーに認められ、彼の作品「ストーカー」のスチール・カメラマンを務める。1985年、パリに移住し、1988年よりマグナム・フォトに参画。「Geo」、「Actuel」、「New York Times Magazine」など世界の主要雑誌で作品を発表する。写真集に『Sightwalk』 (1998)、『Nordmeer』(2006)などがある。
14歳のとき、父親からカメラをもらい暗室作業も教わった。ブリュッセルの映画学校で学び、卒業後パリでフリーの写真家として活動を始める。カラー写真を得意とし、グラフィックな色彩と卓越した造形美で多くの人々を魅了している。写真展はパリの美術館パレ・ド・トウキョウ(1986)、ヨーロッパ写真美術館(2016)他、多数開催している。2018年にはアントワープ州立写真美術館で回顧展を開催した。コダック・クリティック・フォトグラフィー賞(1976)、フォト・エスパーニャ・ライフ・アチーブメント賞(2016)他、受賞多数。主な写真集に『Morocco』(1990)、『Made in Belgium』(2000)、『Rivages』(2003)、『Moscow1989-2009』(2010)、最新作『Edges』(2019)などがある。1981年よりマグナム・フォトに参画し、1986年より正会員、2019年より寄稿家。