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※本調査を引用する際は【旅行サイト「エアトリ」調べ】とご記載ください。
株式会社エアトリ(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CFO:柴田 裕亮)の子会社で総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリインターナショナル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:柴田 裕亮)は、20代~70代の男女1,003名を対象に「ギャンブル依存症治療の保険適用」に関する調査を実施しました。
先日、厚生労働省はギャンブル依存症の治療を今年4月から公的医療保険の適用対象とする方針を示しました。その背景には政府が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の設置による依存症患者の増加が懸念されているとも言われています。そこで、ギャンブル依存症の保険適用に関する賛否や保険適用してほしい治療について調査しました。
※参考※「カジノ」に関するアンケート調査:
https://www.atpress.ne.jp/news/172744
―性別・年代別では40代の男性の3割が「する」と回答。男性は70代でも19%が「する」と回答しました。
―ギャンブルをする人は「反対」が36.9%だったのに対し、ギャンブルをしない/辞めた人は7ポイント以上高い44.1%となりました。
―続いて「インフルエンザの予防接種」「不妊治療」が続きました。
―「思わない」と思っている人の意見の多くが「治療では治らないと思う」といったものでした。
―かつてギャンブル依存症だと感じていた64人全員が通院ではなく、「自力」で治したと回答しました。
全体で見たところ、「する」と回答したのは16.0%、以前していた人も含めると36.0%もの人がギャンブルをする・していた経験があり、日本社会においてギャンブルは非常に身近なものであることが感じられました。
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続いて、性別・年齢別に見てみると、最も「する」の割合が高かったのは40代男性、続いて50代男性となりました。ほとんどの世代において女性よりも男性の方がギャンブルをする比率が高くなりましたが、唯一20代においては女性が男性を上回りました。
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全体では「反対」が43.0%と「反対」の22.7%を上回る一方で、「どちらとも言えない」も34.3%となり、意見は拮抗しました。また、ギャンブルをしない人ほど「反対」の割合が高くなりましたが、ギャンブルをする人でも「反対」が「賛成」を上回りました。(ギャンブルをしない人:44.1%、ギャンブルをする人:36.9%)
「反対」の意見の多くが、「依存症は病気じゃない」「自己責任」といったもので、「どちらとも言えない」と答えた回答の中には「どういう病気なのかよく知らないから」「治療で治るのかよく分からない」といった意見が見られました。保険適用の4月に向けて厚労省は「依存症」という病気の実態と治療の必要性への理解を世間に求めていく必要性がありそうです。
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・ギャンブル依存症の人ほど使ってしまってお金がないと思うから。
・嗜好性のものは、中毒になりやすく自分で気づいた時は、手遅れになることも多いので。
・やめられないのは、意志の問題だけではなく病的な事があると思うから。
・現在依存症の専門家、治療専門病院が大変少ないことから、病として正しく治療に当たれる環境が医師に付されることは望ましい。
・IR法で、ギャンブルを解禁してしまう以上、やむを得ないことと思います。
・病気ではなく本人の意思、自覚の問題。 教育で対応すべき。
・私たち多くの人は、病院に通う費用や時間を抑えるため、又保険組合に負担を与えないよう健康に気をつけ、自費で健康食品やサプリ、スポーツクラブに通っています。なのに、ギャンブル依存の方に保険を適用されると言うのは納得いきません。それならスポーツクラブ等にももっと補助があっても良いと思います。
・ギャンブル依存症の治療より、ギャンブルがその主な原因であるならギャンブルをなくすことが(予防)第一と考える。
・苦しんでいる事は理解できるが、医療費削減が叫ばれている今日、他に優先する事があるのでは?
・ふざけるな!自己責任!儲かったら、保険料高くするのか?
SNSで「保険適用にしてほしい」や、逆に「なんで保険適用なの?」とよく投稿されている治療についてピックアップし、「保険適用にすべき」だと思うものを全て選んでもらったところ、最も選ばれたのは「出産費用」となりました。3位には「不妊治療」もランクインしており、少子化が深刻な社会問題として多くの人に捉えられていることが窺えました。また、「インフルエンザの予防接種」(70.7%)「人間ドック」(57.8%)といった『予防』にまつわる費用も上位にランクインしました。
一方、保険が適用される「禁煙外来」(27.3%)や「性別適合手術」(20.7%)などは「保険適用にすべき」と回答した割合が低くなっており、世間が保険適用にしてほしいと考えているものと実際に適用になっているものにはズレが生じているようです。
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自身を「ギャンブル依存症」だと感じている人に対して、保険が適用されるようになったら治療を受けたいと思うかどうかを聞いたところ、「思う」と回答したのは3割ほどになりました。「思わない」「どちらとも言えない」と回答した人たちの理由としては「治療で治るとは思えない」「お金がもったいない」といったものが見られました。ギャンブルをするにはお金が必要であることから、依存症になってしまった人は保険が適用になろうが、お金を治療に使うのがもったいなく感じられてしまうのかもしれません。
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かつてギャンブル依存症だと自覚していた人に対し、依存症からの脱却方法を聞いたところ、64名のうち、「病院に通院した」と回答したのはなんと0人でした。
保険適用と平行して、依存症の治療ができる病院・医師の充実、「治療で依存症は治る」という啓蒙活動を行っていかないとせっかく保険が適用になってもこのままでは形骸化してしまうかもしれません。
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・生活費としてとっておいた物まで使ってしまう。 一時は、半路上生活のような暮らしをしていた。(40代・男性)
・自己嫌悪に陥る日々。。しかし、翌日にはスロットの前に座っている。スロットで生活しているという思いが消えないまま毎日を過ごしていたので10時には当然のように「出勤」。そして23時までやり続ける。お金が無くなればクレカクレジット、できなくなれば無意識に街金に行って借りてしまう。閉店後に初めて現実に返り自己嫌悪。。。愚かでした。(50代・男性)
・30年前、単身赴任地で借金してやっていた 地元に戻ってやめることができた 原因は孤独感だった気がする。(50代・男性)
・食費から、何から全てを注ぎ込む。借金は、地獄。二度としたくない。正常性バイアスを嫌ほど思い知らされる。(40代・男性)
・負けても取り返そうと毎日行きたくなるし、必ず行ってしまうことが辛かった。(40代・男性)
・予防型に移行していくべき。(50代・男性)
・何を基準に適用、不適用にしているのかわからない。(40代・男性)
・少子化を危惧するなら不妊治療を直ぐに保険適用にすべき。(40代・女性)
・保険とはそもそも相互扶助の精神の元に成り立っています。健康な人が病に苦しんでいる方々を救うための制度です。たばこ、お酒、ギャンブルなどは病ではありません。自業自得、そのような人まで救う制度では無いと思います。(70代・男性)
・際限なき保険適用によって、保険料が上昇し続けることは年金生活者には耐えられない。(60代・男性)
調査タイトル :「ギャンブル依存症治療の保険適用」に関するアンケート調査
調査対象 :20代~70代の男女1,003名
調査期間 :2020年1月19日~1月21日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリインターナショナル