人通りの少ない省エネできそうな場所を知らせる「動線管理」
ドラッグで簡単にグルーピングし、最適な調光設定が可能
赤外線センサー、センサーライトのグローバル・リーディングカンパニー、アイキュージャパン株式会社(所在地:滋賀県栗東市、代表取締役:冨永 久之)は、工場や倉庫などの省エネに貢献する高天井用センサー付きLED照明(以下 センサーライト)を2015年に発売。その高い省エネ性から参入するメーカーが増え、現在は国内で4メーカーから21機種が販売されています。2015年の2メーカー2機種から、4年で商品数が10倍と業界が盛り上がる中、当社はタブレットで一括制御できる「Lumiqs(ルミックス)メッシュネットワークシステム」を2019年秋に発売しました。業界で唯一、センサーライトだけを制御するシステムとして開発。目指したのは、照明における「エコドライブ」です。
エコカーを導入したドライバーが、エコドライブでさらなる燃費向上を目指すように、もともと省エネなセンサーライトを、さらに省エネできるシステムです。
<センサーライトは、照明の「自動アイドリングストップ」>
最近のエコカーは、信号でブレーキを踏むと、自動アイドリングストップが作動。エンジンが止まり、省エネ・省CO2になります。センサーライトも使わない時に自動で消灯、もしくはほんのり点灯に減灯することで、省エネ・省CO2になります。この「使わない時」がどれくらいかを計測すると、倉庫や工場の資材置き場では、実に1日の8割になります(※)。この8割を、センサーライトで「自動アイドリングストップ」することにより、大幅な省エネができます。
(※)当社のオリジナルツール「モニタリングセンサー」で計測。センサーライト導入企業の多くが1日の8割の時間を消灯・減灯している。
<メッシュネットワークシステムは、照明の「エコドライブ」>
当社は、センサーライトの導入後も、さらなる省エネを目指せないかと考えました。そこで次の一手として、「メッシュネットワークシステム」を開発しました。エコカーがダッシュボードに表示する燃費情報のように、照明の消費電力を可視化。さらに、省エネできる人通りの少ない場所も知らせます。その場所に合わせて直感的に照明をグループ化し、明るさやタイマーを省エネ設定することで、工場や倉庫の継続的な省エネを実現します。運転時のエコドライブのように、工夫しながら使うことで照明の消費電力を下げて行く。普段の業務の中に取り入れやすい、手軽に行える省エネシステムです。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/202932/LL_img_202932_1.gif
人通りの少ない省エネできそうな場所を知らせる「動線管理」
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ドラッグで簡単にグルーピングし、最適な調光設定が可能
■「Lumiqs(ルミックス)メッシュネットワークシステム」とは
工場や倉庫向けの高天井用センサー付きLED照明「Lumiqs(ルミックス)BL-640」をタブレットで一括制御できるシステムです。物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内)と共同開発し、2019年9月20日に発売しました。
エコカーの燃費情報のように、照明の消費電力をグラフ化。現在の省エネ度合いがひと目でわかります。この消費電力をさらに下げる「エコドライブ」をするために、次の3つの機能を使います。
1. 現場のどのエリアが省エネできそうか視覚的に知らせる「動線管理」
2. そのエリアに設置されている照明を、直感的にグループ分けする「グルーピング」
3. そのグループごとに、照明の明るさやタイマーを設定する「スケジューリング」
<照明で「動線管理」は国内初の試み>
人通りの多い少ないを可視化する「動線管理」。これを照明のセンサーを用いて行うのは、国内初の試みです。特に物流の分野では、物流センターの生産性向上を図るために、動線管理のニーズがあります。よく出し入れする在庫品と、取り出しやすい場所を一致させて、センター内のムダな動きをなくすためです。一般的には、現場各所に専用の機器を設置して、人やフォークリフトなどの移動体を認識して、記録・分析する手法が取られます。
当社照明はすべてセンサー付きであること、そして照明は天井に設置されるため、人の動きを検知・記録するには絶好の位置であることから、専用機器の導入が不要。設置したその日から動線管理が可能です。メッシュネットワークシステムは、照明という機能を越えた価値を提供します。
■「Lumiqs(ルミックス)BL-640」とは
2018年5月1日に発売した業界初の天井高8m対応の蛍光灯代替用人感センサー付きLEDベースライト。物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区)と共同開発したもので、蛍光灯比81%の省エネを実現します。2018年度グッドデザイン賞に続き、平成30年度省エネ大賞省エネルギーセンター会長賞(製品・ビジネスモデル部門)を受賞しました。
当社では、国内にある高天井の工場や倉庫の蛍光灯を370万本超と試算しており、これらをすべてセンサーライトに置き換えると、年間8億2,000万kWh(小型の火力発電所1基の3~4ヶ月分の発電量に相当)の省エネが可能になります。
■会社概要
社名 : アイキュージャパン株式会社
所在地 : 滋賀県栗東市綣6-12-7
代表者 : 代表取締役 Daniel John Beasley
代表取締役 冨永 久之
設立 : 1998年5月
資本金 : 3,000万円
事業内容: 赤外線センサー、モーションセンサー、LED照明
■IQ Group沿革
1979年 IQ Taiwan 設立(IQグループ創業)
1989年 IQ Malaysia 設立
1993年 IQ Europe 設立
1998年 IQ Japan 設立
2000年 IQ China 設立
2003年 IQ Group Holdings 設立
2005年 IQ Group Holdings 株式公開
2015年 自社ブランド Lumiqs立ち上げ
情報提供元: @Press