「思い切って豊胸術を受けてみたけれど、バストに左右差ができてしまい、どうにも納得できない」

「施術を受けたクリニックに相談にしたけれど『成功です』と言われてしまい、引き下がるしかなかった」

他院で豊胸術を受けた人から、よく聞かれる話です。

なかには、右はDカップ、左はBカップといったように、2カップも左右差ができてしまっている人もいます。また、大きさだけでなく、バストトップの位置が違う、形が異なる、片方だけ固いなどの不満も少なくありません。

豊胸術を受ける前には、「どのようなバストになりたいか」「大きさはどれくらいが理想なのか」を、しっかり話し合っているはずです。それにも関わらず、術後に胸の左右差のトラブルが起きてしまう。その理由はどこにあるのでしょうか。

豊胸術で胸の左右差トラブルが生じてしまう原因と、できてしまった胸の左右差は改善することができるのかについて、わかりやすく解説していきましょう。



人前で裸になれない!バストが左右でアンバランスになった、ある女性の話



脂肪注入法でAカップがCカップ、理想のお椀型に



まず、一人の女性の例をお話しましょう。

他院で脂肪注入法を受けたあと、左右のバストの大きさと形に、大きな違いが出てしまった24歳の女性の例です。Aカップのバストに悩んでいたその方は、やや細めな体型ではありますが、太ももが少し太いこともコンプレックスでした。そこで、太ももから採取した脂肪で豊胸を行う、脂肪注入法を受けることにしました。

術前のカウンセリングでは、Cカップくらいになりたいこと、ビキニの水着を着た時に、上部の丸みがはみ出るような「お椀型」になるようにと希望しました。

本人の話によれば、太ももから採取した脂肪を、短時間で加工し、すぐにバストへ注入したということでした。その日から約2週間は、太ももの術後が相当な痛みだったそうです。通常、脂肪吸引後は、圧迫をして安静にしてもらうのですが、圧迫の仕方に問題があったのです。太ももを見せてもらいましたが、皮膚に凹凸ができていましたし、傷跡も消えずに残っていました。患者さんには申し訳ありませんが、他院の医師に技術がなかったか、いい加減なやり方だったと言わざるを得ません。

さて、バストのほうはというと、術後2週間ほどで腫れが落ち着き、当初は希望通りのお椀型のバストができあがり、十分に満足していたそうです。カップサイズもCではきついほどだったそうです。手術を担当したドクターからは「3ヵ月ほどで、Cカップくらいに落ち着きます」と説明があったと言います。



「リスクは説明してあります」の一点張り



ところが、術後1ヵ月半を過ぎたころから、右のバストの張りが急になくなってきたように感じたそうです。術後3ヵ月になると、左のバストは主治医が言った通り、Cカップのブラがちょうど良い感じになりましたが、右のバストはBカップより小さいくらいにまでサイズダウン。Cカップのブラでは隙間があいてしまうほどになってしまいました。

裸で鏡の前に立ってみると、明らかに右のバストはしぼんでいます。バストの上部のボリュームがなくなり、バストトップの位置も、左に比べて1㎝近く下がって見えます。

豊胸術を行ったクリニックに電話をかけて事情を説明すると、電話口の女性は「脂肪が体内に吸収されてしまったのでしょう。そのリスクは術前にもお話してあります」と、心のこもっていない声で答えたそうです。

確かに、脂肪が吸収されるリスクは聞いていましたが、片方のバストだけがこれほど小さくなるとは聞いてはいませんでした。結局、苦情対応時の決まり文句のようなセリフしか聞けずに、電話は切られたということです。



旅行は台無し、気になる男性とも交際も進展せず……



クリニックに電話をした3日後には友人と温泉旅行に行く予定になっていました。豊胸に成功したバストで、自信を持って露天風呂につかるのを夢見ていただけにショックは計り知れません。ブラジャーの右側にはパッドを入れて旅行へ参加、入浴時は常にタオルでバストを隠していたそうです。

そのころ、二人で食事に行くようになった男性がいましたが、このままでは交際を深めることはできないとも語っていました。



脂肪注入法やヒアルロン酸注入でありがちな失敗とは? : https://xn--x30au5u.jp/column/breast_augmentation_basic/left-right-difference/



カウンセリングで確認しておきたいこと



脂肪注入法では、クリニックの持つ機器と技術、そしてドクターの注入テクニックが、左右差を生まないためのポイントとなります。この点を見極めるためには、カウンセリングの段階で、「注入液はどのくらいの量ずつ入れるのか」を聞いてみると良いでしょう。

南クリニックでは、0.1cc未満の量を、少しずつ、まんべんなく注射するのが基本です。バスト内部は、皮膚の直下、脂肪層の中層、脂肪層の深層、乳腺の上、乳腺の直下、筋肉の上というように、いくつかの層に分かれているのですが、そのすべての層に注入するようにしています。



左右のバランスのとれた自然なバストが人生を豊かにする



バストの左右差は生活習慣でも生まれるもの



豊胸術を行ったあと、左右差が絶対に生まれないということはあり得ません。もともとのバストがまったく均等という人はほとんどいないと思います。それは、姿勢や行動のくせなどで、腕や肩などが左右で異なるように、バストも大きさや形は左右で違うものです。

ですから、豊胸術そのものが成功していても、生活していくなかでバストの大きさや形が左右で差が出てくるのは、ある程度仕方のない部分でもあります。



余計なものをプラスせず、バストが自ら成長する新しい豊胸術



とはいえ、明らかに豊胸術の失敗で左右差が生まれるのは避けなければなりません。そこで、今、もっとも注目されているのが「自分のバストを育てる」という、まったく新しい発想の豊胸術「成長再生豊胸」です。

これまでの豊胸術では、バストの内容物を外からプラスして「大きく見せる」ものでした。簡単に言うと、人工的につくるバストということです。

成長再生豊胸は、人工的なものでバストを大きくするわけではありません。あくまでも、自身のバスト内の成分が増え、成長して大きくなっていくのです。



人工的なバストほど左右差が気になる



人工的につくるバストが、人からみて「バレやすい」最たる原因は、その人の体に合っていない形だからです。無理やり大きくしたバストは、「違和感」があって当然です。しかし、自らの体の成長であれば、その人の体形にフィットした自然な形に仕上がっていきます。

バレても良いから、とにかく大きくしたいという人には、成長再生豊胸は不向きかもしれません。しかし、あくまでも自然に、周囲に違和感を持たれずにバストアップを目指すなら、成長再生豊胸は最適な豊胸術と言えます。

もともと、左右差に悩んでいる人の場合は、バストを成長させるための注射の量を、左右でコントロールすることで、自然に左右差を埋めていくことができます。シリコンバッグを抜去した人も、無理やり隙間を埋めるのではなく、自然にバストの内容物が増えるように仕向けることで、自然な形に戻っていきます。

左右差というのは、人工的であればあるほど目立つものです。左右差を気にせず、ナチュラルなバストを手に入れたい人には、成長再生豊胸を検討してみることをおすすめします。



右胸はDカップ、左胸はBカップ……豊胸術後に胸の左右差を整える驚きの改善策とは? | 南クリニック : https://xn--x30au5u.jp/column/breast_augmentation_basic/left-right-difference/



情報提供元: @Press