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富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、再生医療や遺伝子治療などバイオ医療分野の研究基盤をさらに強化するため、米国に「バイオサイエンス&エンジニアリング研究所(アメリカ)」(以下、「米バイオ研」)を設立し、2019年12月より「米バイオ研」での研究を本格的に開始しました。
「米バイオ研」は、バイオ医療の基礎研究から生産プロセス開発までを一貫して行うとともに、細胞を用いた新たな創薬支援の基盤研究を担う研究所です。今後、当社は、日本・米国の2拠点体制でバイオ医療の研究を強力に推進し、グループの研究開発力をさらに高めていきます。
◆詳細はWebページをご覧ください。
⇒ https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1499.html?link=atp
当社は、再生医療製品の自社開発、遺伝子治療薬をはじめとするバイオ医薬品の開発・製造受託などバイオ医療分野の事業拡大を進める中で、本分野の研究開発を積極的に行っています。2018年3月には、富士フイルム先進研究所(神奈川県足柄上郡)に、当社の細胞研究者や生産プロセス開発者を集約して「バイオサイエンス&エンジニアリング研究所」(*1)(以下、「バイオ研」)を設立。現在、「バイオ研」は、細胞の基礎研究から製品の量産技術の開発までを一貫して行う体制の下、基礎研究段階から細胞にあわせた培養プロセスを開発し、量産化まで繋げる研究開発を推進しています。また、バイオ医薬品のCDMO(*2)であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies 、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーのFUJIFILM Cellular Dynamics, Inc.、日本で初めて再生医療製品を上市した株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、細胞培養に必要な培地の開発・製造・販売を担うFUJIFILM Irvine Scientific, Inc.や富士フイルム和光純薬株式会社などグループ会社が持つ最先端技術・ノウハウを結集・融合させて、バイオ医療の先進的な研究開発に取り組んでいます。
今回、当社は、バイオ医療分野の研究基盤をより強固なものとし、グループの研究開発力をさらに高めていくために、米国に「米バイオ研」を設立しました。「米バイオ研」を当社バイオ医療の中核研究拠点として位置づけ、グループ会社の技術融合をより一層進めるとともに、米国の最先端研究・技術を取り込むことで、グループ共通の基盤技術を強化し、バイオ医療の研究開発を加速させます。
「米バイオ研」は、細胞と培地との一体的な研究を推進。当社が長年培った画像解析技術や最先端のAIやICT技術などを活用しながら、細胞代謝や遺伝子発現の解析などのバイオインフォマティクス(生命情報科学)、遺伝子編集技術などのセルエンジニアリング、製造の自動化技術、細胞を用いた新たな創薬支援技術などの研究に取り組みます。さらに、日本の「バイオ研」と連携して、業界をリードする最先端研究を進めていきます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/PNs9Gu3c8KiEQQOMpxJs.jpg
「バイオサイエンス&エンジニアリング研究所(アメリカ)」設立
今後、当社は、アンメットメディカルニーズに応える治療の実現に向けて、確立したグループ共通の基盤技術の応用展開を図り、製品性能のさらなる向上や新規製品・サービスの創出を加速していきます。
当社は、写真フィルムなどで培った高度かつ多様な技術をさらに進化させるとともに、グループ会社の技術を融合することで、画期的な製品・サービスを開発し、世の中に新たな価値を提供していきます。
*1 設立当初の名称は「バイオサイエンス&テクノロジー開発センター」。2019年4月に医薬品や化粧品・サプリメントの研究開発を行う医薬品・ヘルスケア研究所と統合し、「バイオサイエンス&エンジニアリング研究所」に組織を改定。
*2 Contract Development &Manufacturing Organizationの略で、生産プロセスの開発受託および製造受託を行う会社・組織を指す。薬剤開発初期の細胞株開発からプロセス開発、安定性試験、治験薬の開発・製造、市販薬の製造までの幅広いサービスを製薬企業などに提供する。
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