南極観測船「しらせ」(撮影:JARE58鈴木 裕子)


マルチビーム測深機による調査イメージ(提供:国立極地研究所)


柴田 成晴

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味 勝)は、2019年11月に日本を出発した第61次南極地域観測隊に当社社員の柴田 成晴(しばた みちはる)が「夏隊員」として参加していることをお知らせいたします。



第61次南極地域観測隊は「南極から迫る地球システム変動」を重点研究観測テーマに活動を行います(※1)。柴田隊員は棚氷融解、海氷や氷河・氷床変動の実態等に関して生態系も含めた解明を目指し、リュツォ・ホルム湾及びケープダンレー沖での海氷域での海洋観測等を継続実施するプロジェクトに参加し、主に「マルチビーム測深機(※2)」を用いて海底地形調査を行います。



※1 「南極地域観測事業」(文部科学省)より抜粋

URL: http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/nankyoku/detail/1405842.htm

※2 扇状に複数の音波を発射し、海底の三次元形状を計測する装置



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/200237/LL_img_200237_1.jpg

南極観測船「しらせ」(撮影:JARE58鈴木 裕子)

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/200237/LL_img_200237_2.png

マルチビーム測深機による調査イメージ(提供:国立極地研究所)



<背景>

南極観測船「しらせ」には海底地形調査を目的として、当社が納入したドイツ「Waertsilae ELAC Nautik GmbH」製マルチビーム測深機「SeaBeam3020」が搭載されています。本機は今年度の定期検査において改修が行われ、海図作成を担う海上保安庁をはじめ、多くの研究者から活躍が期待されています。柴田隊員は「SeaBeam3020」の能力を最大限に活用するため、技術サポート要員として隊に参加し、調査に従事いたします。





<「SeaBeam3020」製品紹介ページ>

https://www.toyo.co.jp/kaiyo/products/detail/ela_seabeam3012-3020





<柴田 成晴(しばた みちはる)略歴>

2006年、東陽テクニカに入社。一貫して海洋調査部門の技術サポートに従事。水中音響計測器(マルチビーム測深機)や水中ロボットを担当。海上自衛隊、海上保安庁をはじめとした官公庁、海洋研究開発機構などの研究機関、各大学、および民間の測量会社の海洋調査を幅広くサポートしている。2019年、第61次南極地域観測隊に夏隊として参加。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/200237/LL_img_200237_3.jpg

柴田 成晴



<株式会社東陽テクニカについて>

東陽テクニカは1953年の創立以来、世界最高水準の“はかる”技術の提供をコアコンピタンスとし、最先端の測定機器の輸入販売と自社開発製品の提供によって、官公庁、大学ならびに企業の研究開発を支援してきました。技術分野は、情報通信、自動車計測技術、環境エネルギー、EMC(電磁環境両立性)試験、海洋調査、ソフトウェア開発支援、ライフサイエンスなど幅広く、米国や中国の現地法人などを通じて世界にも提供しています。

また、5G(第5世代移動通信システム)ネットワークの構築支援、サイバーセキュリティサービスの提供、自動運転車の開発支援、AI(人工知能)を使ったデータ解析など、新しいソリューションの創造に取り組んでいます。

「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンのもと、これからも産業界の発展と安全で環境にやさしい社会づくりに貢献してまいります。





※ 本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

※ 記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。

情報提供元: @Press