撮影協力:鹿児島県立博物館
「ポケット学芸員」画面デザイン
I.B.MUSEUM SaaSの仕組み
「ポケット学芸員」サービス提供施設(2019年7月現在)
早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区、代表取締役:内田 剛史)は、同社が2016年より提供し、全国50施設で導入されているミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」を9月13日に全面リニューアルしました。画面デザインをより見やすく一新したほか、電波状態が良くない場合も利用できるように1館分のガイドコンテンツをダウンロードできる機能を追加するなど、使い勝手が格段に向上しています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/193911/LL_img_193911_1.jpg
撮影協力:鹿児島県立博物館
・館内でわざわざ音声ガイドを借りるのは少し躊躇する
・スマートフォンのガイドアプリを館それぞれにダウンロードするのも面倒
「ポケット学芸員」は、そのようなミュージアムファンをサポートするために生まれた展示ガイドアプリです。導入館は全国で50館にも達し、「このアプリがあれば多数のミュージアムでガイドを利用できる」というプラットフォームの実現に向けて着実に成長しています。
今回の機能改善では、以下の通り大幅なリニューアルを実施しています。これまで好評の機能はそのままに、さらにきめ細かな展示ガイドサービスを提供可能な仕様へと進化したことで、さらに活用の幅が広がります。
■主なリニューアル内容
1. デザインを刷新
・視認性を高めるため、文字を大きく、コントラストの強い配色に変更しました。
・タブレットでの表示を修正しました。
2. Bluetoothイヤホンとの接続を改善
3. データダウンロード対応
・1館分のコンテンツデータをダウンロードし、オフラインでも使えるようになりました。
4. 施設検索機能の拡張
・GPSを利用して現在地から近い施設を検索できるようになりました。
・施設名称から検索できるようになりました。
■「ポケット学芸員」とは
ミュージアムの展示に対して、文章、画像、音声、動画などで解説やより詳しい情報を配信する無料のスマートフォン・アプリです。2019年9月現在、全国約50館が展示ガイドサービスを提供中。これまで、個別にリリースされるのが一般的だったミュージアムのアプリですが、本アプリひとつで全導入館の情報配信サービスを利用することができます。
「ポケット学芸員」は、約300館で導入されているコレクション・データベースシステム<I.B.MUSEUM SaaS>の機能の一部として開発されました。ミュージアム側では固有のアプリを開発する必要がなく、利用時に追加費用も掛からないため、サービス提供館は現在も順調に増加中。また、12か国語に対応していることから、訪日外国人の来館者をもてなすインバウンド対策ツールとしても注目を集めています。
特別な機器や端末を必要とせず、複数の館で共用できる展示ガイドアプリは、ミュージアムにも、来館者にも大きなメリットをもたらします。今後のサービス開始館はアプリのホームページやFacebookなどで随時告知して参りますので、どうぞご注目ください。
アプリホームページ : http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ: https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts
■「ポケット学芸員」の特徴
<ひとつのアプリを複数のミュージアムで使えます>
ミュージアム館内の無人ガイドサービスはこれまでにも存在しましたが、館の備品である端末を借りなければならない、あるいは館それぞれに用意されたアプリをダウンロードしなければならないなど、手間がかかりました。「ポケット学芸員」は、サービスを実施していれば全国どの館でもひとつのアプリ、同様の操作で使えますので、こうした手間が一切かかりません。
<使い方は簡単そのもの、動画や音声も楽しめます>
サービス実施館では、展示物などに専用の番号が記されています。館内で利用する際は、スマートフォンにインストールされたアプリを立ち上げてその番号を入力するだけ。画像や文字による解説のほか、館によっては、動画や音声をお楽しみいただけます。
<信頼できる解説を、多種多様なガイドスタイルで>
ガイド内容は各館のオフィシャルなものですので、信頼性は折り紙付き。文字による解説のほか、実施館の工夫次第では、さまざまなスタイルで展示物をより深く味わうことができます。また、多言語対応アプリですので、お目当てのミュージアムが多言語の情報を配信していれば、外国人の友人・知人を案内する際などにも便利です。
<利用可能館は、どんどん増える仕組み>
「ポケット学芸員」は、すでに国内約300館で利用されているクラウド型のコレクション・データベースシステム<I.B.MUSEUM SaaS>の一機能として開発されました。ミュージアムにとっては、すでに完成した情報配信アプリとして気軽に導入できるため開発費用が一切かからず、また館内業務で日々登録している情報をコンテンツに活用できるなど多くのメリットが生まれるため、サービス実施館は今後も増えていくことでしょう。
■サービス提供ミュージアム(2019年9月13日現在)
「ポケット学芸員」は、Google Play/App Storeにて無料でダウンロードいただけます。なお、本リリースをスマートフォンでご覧いただいている場合は、以下のURLから直接ダウンロードいただけます。
iOS : https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
(推奨OS:Android 5.0以上、iOS 10.0以上)
情報提供元: @Press