株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、社長:吉澤 和弘、以下、ドコモ)、ノキアグループ(本社 Nokia Solutions and Networks Oy、日本法人 ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社:東京都港区、代表執行役員社長:ジョン ハリントン、以下、ノキア)、オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長CEO:山田 義仁、以下、オムロン)は、工場などの製造現場における第5世代移動通信方式(以下、5G)を活用した共同実証実験を実施することに合意しました。この実証実験を通じて、高速・大容量、低遅延、同時多接続といった5Gの有用性と可能性を共同で評価し、製造業が直面する課題の解決と、将来の製造現場で求められる通信技術の発展をめざします。
世界中で人々のニーズが多様化し製品サイクルが短期化する中、製造現場では、生産する品目が変わるたびに生産ラインの組み換えが必要となっています。そこで、需要の変動に合わせて生産ラインのレイアウト変更や立ち上げをフレキシブルかつスピーディに行うことが求められます。5Gの大容量、低遅延といった特長を活かし、生産設備を無線ネットワーク化するとともに、オムロンの自動搬送ロボット(AMR:Autonomous Mobile Robots)を組み合わせることで、工程ごとに切り離したレイアウトフリーな生産ラインの実現をめざします。