中国アニメ・漫画の日本ツアー


大暴れ孫悟空


手塚治虫氏が直筆した「孫悟空とアトム」手稿


「白蛇:縁起」上映会

6月22日に、中華人民共和国国務院 新聞弁公室、中華人民共和国 国家広播電視総局、中華人民共和国駐日本国大使館の共同主催により、「中国アニメ・漫画の日本ツアー、水墨の中から来る」展覧会が日本・大阪市中央区TWIN21の1階にて開幕しました。



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中国アニメ・漫画の日本ツアー



中華人民共和国国務院 新聞弁公室副主任の郭衛民氏、中華人民共和国駐大阪総領事の李天然氏、及び日本経済産業省の代表などが開幕式に出席しました。

中国のアニメ・漫画が「中国代表」の名義で日本で大規模な展覧会を行うのは、今回が初めてです。同展覧会は、アニメ・漫画を通して中日の人文交流や日本民衆の中国文化への認識と理解を強化し、中華人民共和国成立70周年に際して祝意を伝え、G20大阪サミットに一抹の綺麗な中国の色を塗ることとなるでしょう。



大会組織委員会のアレンジのもと、中日漫画名家による対話フォーラムや、「躍動する新生中国アニメ」調印式、中日動漫産業連携及び人材交流対話、「白蛇:縁起」など中国風映画・テレビアニメ上映会などシリーズイベントが順次行われ、人々の心に深い印象を残しました。中日アニメの素晴らしいページを共に描く開幕当日に、中日名家は一堂に会しました。現場では、中日アニメ・漫画名家は交流対談や主旨講演を通じて、中日アニメ・漫画の歴史と文化の伝承を振り返り、中日アニメ提携の将来性を展望し、今回の展覧会の意義を深化しました。

中華人民共和国国務院 新聞弁公室副主任の郭衛民氏は「中国アニメ・漫画の日本ツアー、水墨の中から来る」の円満な開催を祝賀した上、今回のイベントは中日両国の文明の相互鑑賞、相互理解と友情を促進する上で重要な意義があると高く評価しました。





■中国風は大阪を吹き捲り、「アトム」は「孫悟空」と再会

中国著名漫画家金城氏及び林帝浣氏が「中国アニメ・漫画の日本ツアー」展覧会の企画顧問を担当します。今回の展覧会には130部余りのオリジナルアニメ・漫画作品が出展されました。「大暴れ孫悟空」や「おたまじゃくしが母さんを探す」、「琴と少年」など中国アニメの代表傑作のほか、「美しい森」、「紅き大魚の伝説」、「白蛇:縁起」など近年登場した中国風のアニメ佳作もあります。また、林帝浣氏の「小林漫画」や聶峻氏などの中堅と新世代漫画家の作品も展示されました。サプライズとしては、アニメ「宝蓮灯」の監督常光希氏や「喜羊羊与灰太狼」の監督黄偉明氏、著名漫画家TANGO氏、在日漫画家胡蓉氏、于彦舒氏などの作者は現場に姿を現し、現地の来場者とあたたかく趣のある交流をしました。

高く注目を集めた作品は「日本漫画の神」の手塚治虫氏が直筆した作品の「孫悟空とアトム」の他にはありません。1980年、中央テレビ局は手塚治虫氏が手掛けた名作の「鉄腕アトム」を導入し、中国でテレビ放送された初のシリーズアニメとなりました。優しく勇敢な「アトム」も多くの「70年代・80年代生まれ」の方々の子供時代の思い出となりました。手塚治虫氏は「飛んだり戦えるアトムの原型は孫悟空だ」と話したことがあるようです。





■相互交流・鑑賞 中日アニメ・漫画の産業提携に期待

今回の開幕式では、中日アニメ・漫画名家が新世代における中国アニメ・漫画の発展と今後の突破ルートなどについて共に摸索しました。

同日、「白蛇:縁起」など中国風映画・テレビアニメの上映会には多くの日本アニメ愛好者が集まり、映画の素晴らしさを評価したほか、より多く、今の時代の優秀な中国作品を日本で上映して欲しいと話しました。

「中国アニメ・漫画の日本ツアー、水墨の中から来る」大阪展覧会は2019年6月20日から2019年7月3日にかけて日本・大阪市中央区TWIN21にて、奈良展覧会は7月9日から7月15日にかけて奈良県文化会館にて開催されることとなります。開催期間中に「大暴れ孫悟空」や「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」、「秋実」などの優秀中国風アニメ作品は東京テレビ局のサイトにて放映されることとなります。

情報提供元: @Press