DANA CLOUD(TM)

エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)と古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長:古野 幸男、以下「古野電気」)は、地盤変位や人工構造物の変位をミリメートルオーダーで計測し、計測データをクラウド上で管理する事のできるクラウド型GNSS自動変位システム「DANA CLOUD(TM)(ダーナクラウド)」に機能を追加し、ロシアの衛星測位システムGLONASSに対応いたしました。

本機能はGLONASS対応の新型GNSSセンサー「MG-100」を利用する事で実現し、従来の「DANA CLOUD(TM)(ダーナクラウド)」で使うセンサー「MG-87シリーズ」で利用可能であったGPS、QZSS(みちびき:準天頂衛星システム)などで信号の遮蔽が発生しやすかった北向き斜面での測位安定性が大きく向上します。

エコモットは本製品を、2019年4月10日(水)より東京ビッグサイトで開催される「2019 Japan IT Week 春[前期] IoT/M2M展」内エコモットブースにおいて展示いたします。会期中、展示ブースには古野電気より招聘したDANA専属説明員に常駐していただく予定です。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/181206/LL_img_181206_1.png

DANA CLOUD(TM)



■GNSS(Global Navigation Satellite System)とは

複数台の人工衛星から送信される位置情報・時刻情報と電波を受信した僅かな時間差を計算する事で、高精度な位置情報の測位を実現させるシステムです。

米国のGPS、ロシアのGLONASSなどに加え、4機の人工衛星からなる準天頂衛星システム(QZSS / みちびき)の運用が2018年度から開始された事により、より高精度で安定した衛星測位サービスの提供が可能となりました。





■今後の取り組みについて

土木建設への就業者数は漸減を続けており、人口減少社会の到来や土木建設市場の担い手不足といった問題がクローズアップされる機会も増えています。当社はそうした課題をICTによる生産性向上によって解決していく「i-Construction」の考え方に準拠した商品・サービス開発や、現場ロイド事業の積極的展開を通じて、実効性のある生産性向上への取り組みをひきつづき強化してまいります。





■i-Construction(アイ・コンストラクション)について

国土交通省では、2008年より建設施工の生産性向上、品質確保、安全性向上、熟練労働者不足への対応など、建設施工が直面している諸課題にICTを活用した「情報化施工」の普及を推進していました。さらに2016年からは、革新的なICT技術の登場、さらなる建設現場の生産性向上の必要性から、測量・設計から、施工、さらに管理にいたる全プロセスにおける情報化を実現し、2025年までに建設現場の生産性を2割向上する事を目指す取り組みを「i-Construction」として推進しています。



昨年開催されたi-Construction 推進コンソーシアム 技術開発・導入WG主催のマッチングイベントにおいて、国土交通省中部地方整備局より提示されたニーズに対し、本製品を用いた変位計測技術がi-Constructionに対応する技術シーズとして採択されました。



参考:クラウド版GNSS自動変位計測システムDANA CLOUD(TM)が国土交通省中部地方整備局の現場ニーズに対する新技術マッチングに採択(2019.03.18)





■エコモット株式会社について

エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場いたしました。また、2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。



所在地 : 〒060-0031

北海道札幌市中央区北1条東2丁目5番2号 札幌泉第1ビル1階

代表 : 代表取締役 入澤 拓也

設立 : 2007年2月

資本金 : 2億95百万円(2018年12月末現在)

事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造

通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの

運用・保守に関する業務のワンストップでの提供

URL : https://www.ecomott.co.jp/





■古野電気株式会社について

古野電気(東京証券取引所市場第一部、コード番号:6814)は1948年に世界ではじめて魚群探知機の実用化に成功して以来、「新たな価値創出を通じて社会の役に立ち続ける」事を企業価値に据えて、「みえないものをみる」事で「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」を目指している世界トップシェアの船舶用電子機器総合メーカーです。近年は通信・GNSSソリューション事業やヘルスケア事業といった産業用分野に加えて、身近な安全安心を支援する防災・監視ソリューション事業を強化しております。



所在地 : 〒662-8580 兵庫県西宮市芦原町9-52

代表 : 代表取締役社長 古野 幸男

設立 : 1951年5月

事業内容: 船舶用電子機器および産業用電子機器などの製造・販売

URL : https://www.furuno.co.jp/





■2019 Japan IT Week 春 [前期] IoT/M2M展について

無線通信技術、センサーをはじめ、遠隔監視、生産管理などのアプリケーション、AIを活用したデータ分析など様々なソリューションが一堂に集結する展示会です。

製造業をはじめ、社会インフラ(電気、ガス、水道など)、流通サービス業などの企画・開発、システム、生産部門の責任者ならびに担当者が来場し、出展企業と活発な商談を行っています。



開催期間 : 2019年4月10日(水)~12日(金)

10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)

会場 : 東京ビッグサイト 西2ホール

ブース位置: 5-38

URL : https://www.japan-it-spring.jp/ja-jp/about/iot.html

情報提供元: @Press