異次元の革新的なシューズ『QUANT-U(クアントゥー)カスタマイゼーション・プロジェクト』の日本市場におけるサービス開始
計測から約1時間で完成する3Dプリンターでつくられるミッドソール
1)個々の足の動きや形状をリアルタイム分析・計測
3D足型計測器でお客様の足を隅々まで立体的に足をスキャン
デンマーク発・コンフォートシューズ&レザーグッズブランド「ECCO」は2019年2月20日(水)東京・伊勢丹 新宿店 メンズ館地下一階 紳士靴売場にて異次元の革新的なシューズ『QUANT-U(クアントゥー)カスタマイゼーション・プロジェクト』の日本市場におけるサービスを開始いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/176064/LL_img_176064_1.jpg
異次元の革新的なシューズ『QUANT-U(クアントゥー)カスタマイゼーション・プロジェクト』の日本市場におけるサービス開始
『QUANT-U』は店頭でお客様の足を立体的に計測し、その膨大な足に関するデータをもとに店内の3Dプリンターでお客様専用にカスタマイズしたシリコン製ミッドソールをデザイン、そのカスタマイズされたミッドソールを専用のシューズ『SOFT 8 QUANT-U EDITION(ソフトエイト クアントゥー エディション)』に装着し、販売する日本で初めての試みです。計測から約1時間で完成する3Dプリンターでつくられるミッドソールは着用者に未だかつてない最高の履き心地体験を提供します。ミッドソールはシューズにとって歩行時の機能と履き心地の70%を占める心臓部と言われ、歩行時や直立時の最高のパフォーマンスとフィット感を実現します。
『QUANT-U』は、“カスタマイズされたミッドソール制作のための3D足型計測”、“計測結果をもとにその人のためにデザインされるシリコン製ミッドソール制作”、“カスタマイズされたミッドソールを装着する専用のシューズ”の3つセットで合計76,000円(税抜)。日本初の本サービスは、伊勢丹 新宿店 メンズ館地下一階 紳士靴売場にて提供開始となります。
『QUANT-U』予約サイト: https://quant-u.jp/
イノベーション・ラボ・ECCO(ILE)代表のパトリッツィオ・カルッチ(Patrizio Carlucci)はこうコメントしています。
「ECCOは3Dプリンターを採用したシューズから様々な可能性を追求し『QUANT-Uプロジェクト』にたどり着きました。ビスポークシューズのようなあつらえ感を生み出しつつ、個々の人に「最高の履き心地」を提供すること。しかも必要以上に面倒ではないこと。そのためにデジタル集積、動作解析に注力し、ECCOの55年に及ぶ靴づくりの経験をアルゴリズムに集約しました。
ECCOは創業者であるカール・ツースビーの「最高の履き心地の靴づくり」を実現するために、素材であるプレミアムレザーの革なめしから、FLUIDFORM(TM)(一体成型)テクノロジーを採用した靴づくりまで、すべてを自社工場で行うシューズ業界でもユニークな企業・ブランドです。『QUANT-Uプロジェクト』は、そんなブランドのDNAを受け継ぎ、世界でも最新のデジタルとテクノロジーをもって追求した未来の靴づくりの実現なのです。
私たちにとって日本とは、常に伝統と高品質なモノづくりへの尊重に裏付けされたテクノロジーに関連するもののインスピレーションの源です。今回『QUANT-Uプロジェクト』のカスタマイズ体験を日本のようなお客様の要求が高い環境で提供することができることを大変光栄に感じています。」
1.『QUANT-U』カスタマイズミッドソールが完成するまでの3つのステップ
1)個々の足の動きや形状をリアルタイム分析・計測
3D足型計測器でお客様の足を隅々まで立体的にスキャンし、着用可能なセンサーとAIが着用者が実際に靴を履いた時の正確な動きを再現し解剖学的スキャンとセンサー・データのコンビネーションでデジタル足型を製作します。センサーは、靴内の温度、湿度をはじめ膨大なデータを計測、圧力センサー、加速度計を用いて各個人の歩行の特徴をデータ化します。
2)データドリブンなミッドソールのためのデザインを開発
計測したバイオメカニカル・データはカスタマイズされたミッドソールを製造する際に用いられます。
ミッドソールはシューズの機能における心臓部であり、歩行時の靴の機能と履き心地の70%はミッドソールに依拠するといわれています。形状の数値化が行われた後に、さまざまな構造シミュレーションのパターンの中から着用者に最もフィットしたものを厳選します。
3)店内3Dプリンターでカスタマイズされたシリコン素材のミッドソールを出力
個人が所有する膨大な足のデータによりデザインされた3Dカスタマイズミッドソールが店内の3Dプリンターで製造され約1時間でECCOのシューズ『SOFT 8 QUANT-U EDITION』用に形成されます。13色のアッパーからお好きなカラーをお選びいただきます。
2.世界初・店頭でのデータ解析と3Dプリンターカスタマイズを実現したパートナーシップ
・The Dow Chemical Company(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー)(米)
物質科学分野における最先端技術を有するザ・ダウ・ケミカル・カンパニーは、高いパフォーマンスの3Dプリンター向け素材の研究開発をし、QUANT-U用の3Dプリンター対応のシリコンの開発に成功しました。ダウが開発した革新的な3Dプリンター用液状シリコンゴムSILASTIC(TM) 3D 3335 Liquid Silicone Rubberを用い積層造形のミッドソールが完成します。
2年間に及ぶ研究の結果、従来のミッドソールを3Dプリンターで作ったシリコンのミッドソールに置き換えることにより本来の特性である粘弾性、耐久性、温度安定性を実現できることが証明されました。
・Dassault Systemes'Fashion Lab(ダッソー・システムズ・ファッション・ラボ)(仏)
ダッソー・システムズは3D EXPERIENCEカンパニーとして、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。同社内の技術インキュベーター組織であるダッソー・システムズ・ファッションラボは、ダッソー・システムズの技術がファッション業界で活用されるよう支援しています。ファッションラボは今回、ILEと共同で、独自のアルゴリズムに基づく強力で革新的な自己学習システムを開発しました
<その他の研究パートナー>
ソールの着用可能(ウエアラブル)センサー開発補佐を担当したCambridge Design Partnership (ケンブリッジ デザイン パートナーシップ)(英)、既存のオープンソースの3Dプリンターに若干の修正を加えることにより、シリコンミッドソールの生産を可能にしたGerman RepRap(ジャーマン レップラップ)(独)、Heeluxe:フットウエア専門の独立系生物力学研究所(米国・カルフォルニア州)、ヨーロッパ最大規模の研究大学付属病院(蘭・アムステルダム)など
■ILEとは
イノベーション・ラボ・ECCO(ILE)は、ECCOホールディングスが出資する独立したデザイン・スタジオで、代替生産方法の採用・プロジェクトの推進、先端素材の研究開発、新技術、治験などを行います。研究成果はアムステルダムにあるECCOのコンセプトストア『W-21』の限定コレクションの中で発表されています。
フットウエア市場に機能的にカスタマイズされた『QUANT-U』を発表。靴を履く個々の人の足型と足の自然な動きに合わせた3Dプリンター・ミッドソールは、ECCOのアイコン的存在のシューズに取り入れました。カスタマイズされた靴には定価に追加料金が加わり2018年4月、期間限定でアムステルダムにあるECCOのコンセプトストア『W-21』で展開されました。『QUANT-U』はECCOが培ってきた靴製造における伝統に技術、素材と更なる履き心地の良さを融合し、新時代のシューズ業界への発展と革新を目指します。
https://quant-u.com/
https://w-21.nl/
■ECCOとは
1963年、デンマークで創立したECCOは靴のデザインから原材料であるプレミアムレザーおよび靴の製造・出荷・店舗運営にいたるまでを全て自社で一括管理・運営する世界でもユニークな経営スタイルを有するシューズとレザーグッズのブランドです。また、オランダにR&Dを構えるECCO LEATHERは革新的な技術と開発力、そして品質が評価されECCOのシューズ以外にも世界中の名だたるブランドにプレミアムレザーの供給を行っています。
世界約90カ国で展開されているECCOはメンズ、レディース共にカジュアルシューズからビジネス、スポーツ、アウトドア、世界中のプレイヤーの足を支え続けているゴルフシューズ、そして幼少期から最高の履き心地を提供するキッズシューズまで、幅広いライフスタイルに寄り添うラインナップを揃えており「一度履いたらその履き心地の虜になる」と、世界中で愛され続けています。今後ILEと共同で、プレミアム・レザーとダイナッミクコンフォートというECCOの2大柱の更なる革新を続けていきます。
https://jp.ecco.com/
■ECCO LEATHER とは
オランダ・ドンヘンに研究開発所とファクトリーを構えるECCO LEATHER B.V.(エコー・レザー社)は、レザーデザイナー、なめし職人、品質管理スペシャリストが昔ながらの伝統やノウハウと最新テクノロジーを駆使し今までにない新しいレザー開発に挑戦しています。自社製品のみならず、世界有数のブランドにもECCOのプレミアムレザーは提供されています。また、年に1度世界中の有望なデザイナーやクリエイターを招聘したワークショップ『HOTSHOP(ホットショップ)』も行い、今までにないレザー作りにチャレンジをします。
エコーレザー社が近年開発・発表した革新的なレザーは透明レザー“アパリシオン(Apparition)”や、熱に反応しレザーの色が変わる“クロマタファー(Kromatafor)”、白いレザーを特殊な液体に浸し、酸素に触れさせることでインディゴカラーに染まる“トゥルー インディゴ(True Indigo)”などがあります。
https://leather.ecco.com/
情報提供元: @Press