調理前の食材の廃棄、野菜など生鮮品の過剰除去、食べ残しなどが該当し、スーパー・コンビニなどでの食品の損失、畑など生産段階での損失は含みません。一方、国連食糧農業機関(FAO)がとりまとめた定義では、「Food loss」は、サプライチェーンの各段階における食品の量的減少を指します。「Food waste」は、サプライチェーンの最終段階(小売りおよび最終的な消費)で発生する食品の損失を意味します。「食品ロス」は「Food waste」に近い意味合いで使用されています。2つまとめて「Food Loss and Waste/FLW」として言われることも増えてきました。
世界のフードロスはおよそ13憶トンあり、生産される食糧の3分の1にあたります。また、日本のフードロスはおよそ646万トンあり、FLW(Food loss and waste)による経済損失は、グローバルで9,400憶ドルにおよぶそうです(※3)。