TERRADA Art Complex(左)/Stefan Bruggemann(右)
Untitled(CARTOON PAINTING)
CARTOON PAINTING(BARCODE)
HYPER-POEM PAINTING(BARCODESOUL)
1977年の創業より40年を越える歴史を持つNUKAGA GALLERY(運営会社:株式会社ぬかが、代表取締役:額賀古太郎、本社:東京都中央区銀座)は、2018年秋、東京天王洲に位置するギャラリー集合ビル、TERRADA Art Complex内に、新しいギャラリースペースKOTARO NUKAGAをオープンいたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/165784/LL_img_165784_1.jpg
TERRADA Art Complex(左)/Stefan Bruggemann(右)
http://www.nukaga.co.jp/
世界中で数々の美術館建築を手掛けるスイスの建築設計事務所、ヘルツォーク&ド・ムーロン出身の石田建太朗氏がデザインする広々としたギャラリースペースでは、年4~6回のペースで国内外のアーティストの展覧会を開催する予定です。ギャラリストとして二代目となるオーナーの額賀古太郎は、現在東京、大阪に2つのギャラリーと、ロンドンにオフィスを構えます。この度オープンする、自身の名を冠した天王洲のギャラリーでは、既存のギャラリーとは全く異なったコンセプトを持つ展示を行います。国内外で出会い、共感し、刺激を受けたアーティストの中で、現代社会や現在のアートシーンに対して共に何かを投げかけられると感じたアーティストと、ギャラリーを成長させていきたいと考えております。
第一回目の展覧会には、ロンドンとメキシコシティーをベースに制作をするコンセプチュアル・アーティスト、ステファン・ブルッゲマン(Stefan Bruggemann ※)の日本初の個展を開催いたします。“HA HA WHAT DOES THIS REPRESENT? WHAT DO YOU REPRESENT?”と題する本展では、ブルッゲマンが近年取り組んでいるシリーズから、『カートゥーン・ペインティング』“CARTOON PAINTINGS”、『パドル・ペインティング』“PUDDLE PAINTINGS”、そして最新のシリーズ『ハイパーポエム・ペインティング』“HYPER-POEM PAINTINGS”を展示いたします。
テキストや色彩そして素材や空間を巧みに操り、作品の中に矛盾や二項対立を生み、現代社会や芸術の内面に疑問を投げかけるブルッゲマンの作品。それらは、コンセプチュアルでありながら、ブルッゲマン独特のニヒルでポップな感性を表現に組み込むことによって、ある種の緊張感と軽快さを作品にもたらし、思考的にも審美的にも鑑賞者の感性に問いかけます。
これまで、ロンドンやニューヨークを始めとする欧米の都市で個展やグループ展を重ねてきたブルッゲマン。彼の作品は、すでに多くの有名コレクションによって所蔵され、今後さらなる活躍が期待される国際的なアーティストの一人です。この度の日本初個展では、アーティスト本人もオープニングに来場する予定です。KOTARO NUKAGAでは開廊展としてブルッゲマンの個展を開催することに、大きな喜びと期待を抱くとともに、多くの方にご来廊、ご高覧いただけるよう心よりお願い申し上げます。
※正式には「u」にアクセント記号(ウムラウト)がつきます
■開催概要
アーティスト:Stefan Bruggemann
展覧会名 :“HA HA WHAT DOES THIS REPRESENT?
WHAT DO YOU REPRESENT?”
会期 :2018年10月20日(土)~2018年12月20日(木)
開廊時間 :11:00~18:00(火・水・木・土)
11:00~20:00(金) ※日月祝休廊
オープニングレセプション:10/20(土) 17:00~ ※アーティスト来場予定
オープニングパーティー :10/20(土) 20:00~
(会場:T.Y.HARBOR River Lounge)
■会場概要
・KOTARO NUKAGA【展覧会会場】(17:00~)
会場 :〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F
アクセス:- 東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩約8分
- 東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル駅」南口より徒歩約10分
- 京急本線「新馬場駅」北口より徒歩8分
- 品川駅港南口から都営バス(品91,98)で「天王洲橋」下車徒歩3分
- 目黒駅から都営バス(品93)で「天王洲橋」下車徒歩3分
・T.Y.HARBOR River Lounge【オープニングパーティー会場】(20:00~)
会場 :〒140-0002 東京都品川区東品川2-1-3
アクセス:- 東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩約5分
- 東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル駅」南口より徒歩約5分
- TERRADA Art Complex 「KOTARO NUKAGA」より徒歩約8分
■展示作品一例
UNTITLED(CARTOON PAINTING)
https://www.atpress.ne.jp/releases/165784/img_165784_2.jpg
Oil paint and archival inkjet print on canvas
2017
200×136cm
CARTOON PAINTING(BARCODE)
https://www.atpress.ne.jp/releases/165784/img_165784_3.jpg
Graphite, paper, glue and acrylic on canvas
2018
80×60cm
HYPER-POEM PAINTING(BARCODESOUL)
https://www.atpress.ne.jp/releases/165784/img_165784_4.jpg
Graphite, paper, glue and acrylic on canvas
2018
80×60cm
■作家概要
Stefan Bruggemann(ステファン・ブルッゲマン)
1975年メキシコシティー(メキシコ)生まれ
ステファン・ブルッゲマンは、ロンドン、メキシコシティーを拠点に制作するコンセプチュアル・アーティスト。芸術的なプロセスに対するコンセプチュアルなアプローチを展開し、批判的、またしばしば挑発的でアイロニカルな態度をもって、現代社会や芸術活動の内側に疑問を投げかける。
ブルッゲマンの作品は、主にポスト構造主義や脱構築主義をベースにした理論とポップなイメージの融合である。ある種のポップな感覚をコンセプチュアルなアプローチに組み込むことは、ブルッゲマンの確固たる制作手法である。その表現は妙々たるニヒリズム(非順応主義・挑発・冷笑)を併せ持ち、しばしば同語反復(トートロジー)されたテキストや記号的イメージによって行われ、テキストやイメージそれ自体の意味においてだけではなく、それらが想起され挿入される文脈との関係においてブルッゲマンは問題提起する。
また、様々な素材がブルッゲマンの表現の媒体となり、その作品はペインティングのみならず、巨大なインスタレーション、ネオンや写真などに及ぶ。
- 個展
2018 ‘High Speed Contrast’ パッラ&ロメロ、イビザ(スペイン)
2017 ‘Take and Abandon’ ハウザー&ワース、チューリッヒ(スイス)
2016 ‘Trash’ ガスパル財団、バルセロナ(スペイン)
‘To Be Political It Has to Look Nice’ ガジェゴ現代美術センター、
ガリシア州、(スペイン)
2015 ‘Timeless’ パッラ・&ロメロ、イビザ(スペイン)
‘Puddle Paintings’ ロベルト・ガルサ・サダ・センター、
ヌエボ・レオン州(メキシコ)
‘Headlines & Last Line in the Movies (Protest Pavilion)’ GAM、
メキシコシティー(メキシコ)
2014 ‘You Keep Out of This (Puddle Paintings and Text Pieces)’
ムリアス・センテノギャラリー、リスボン(ポルトガル)
‘Headlines & Last Line in the Movies (fluorescent)’
パッラ&ロメロ、ニューヨーク
‘Headlines & Last Line in the Movies (protest)’
コンテンポラリーアートギャラリー、バンクーバー(カナダ)
‘This Is Not An Exit’ パッラ&ロメロ、マドリッド(スペイン)
‘1997 - 2014 Text pieces’ ザ ウォール サウスケンジントン、
クイーンズゲート&ハリントンロード、ロンドン(英国)
- グループ展(Selected)
2017 THE ART SHOW - タグチ・アートコレクションにみるミレニアムの美術
群馬県立近代美術館, 群馬県(日本)
情報提供元: @Press