通信型ドラレコ『Samly II』


WEBドラサービスV2

物流業界向けに様々なソリューションを展開している株式会社タイガー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:竹添 幸男、以下 タイガー)は、市販向けのドライブレコーダー開発の先駆者、株式会社ドライブ・カメラ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:桑原 康郎)と共同で、通信型ドラレコ「Samly」の後継機種にあたる「Samly II」を開発。

これに合わせてタイガーは、Samlyシリーズの動画をブラウザで確認できる「WEBドラサービス」のバージョンアップを行い、「Samly II」と「WEBドラサービスV2」として、2018年9月3日(月)にリリースしました。

初年度の販売目標は3,000台を計画し、主に商用車の安全運転のサポートを目的としています。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/164638/LL_img_164638_1.jpg

通信型ドラレコ『Samly II』



また、画像解析技術やAIを用いたソリューションを提供する株式会社システム計画研究所(本社:東京都渋谷区、代表取締役:門脇 均、以下 ISP)と協力して、ドラレコのトリガー動画では抽出が難しかった運転手の危険挙動を自動検出する仕組みを「WEBドラサービスV2」に組み込み、よりスマートなドラレコ管理を実現しています。

(※)「WEBドラサービス with AI」として提供予定。





■Samly IIについて

・SDカード2スロット対応により、およそ2週間ほど前の任意の時点の動画を取得可能(従来品の10倍に相当)

・GPSのみちびき対応により、動態管理や走行軌跡でより精度の高い車両位置の特定が可能

・アイドリング中の車内カメラの映像をカットする機能を搭載。休憩中のドライバーのプライバシーに配慮

・車両後退時の事故を防ぐために、バックトリガーに対応。前進だけではなく後退時の運転に対しても動画収集を行い、幅広く管理者の安全指導をサポート

・性能を一新したカメラを搭載し、夜間映像の視認性を大幅に向上





■WEBドラサービスV2について

・大量のイベント動画を保持する機能を活用して、ハザードマップ機能を追加。ハザードマップ上で大量の危険運転動画を見ながら危険エリアの特定が可能

・Samly IIのSDカードに録画されている2週間前の過去動画をWEBから取得可能





■WEBドラサービス with AIについて

・大量のイベント動画に対して自動解析を実行、運転中の携帯電話の操作やよそ見の動画を抽出





■ドラレコを使った安全運転指導の限界

ドラレコにはGセンサーを搭載し、イベント録画機能に対応した機種が多数あります。管理者は危険な運転映像をピックアップし、安全運転の指導・教育に利用するケースや、事故があった場合に証拠として活用する目的でドラレコを使用しています。この場合、管理者が指導に使用するのは、強い衝撃があった際(急ブレーキや衝突など)のイベント映像に限定されてしまいます。実際の指導・教育にドラレコの映像を使用する場合、イベント録画だけではドライバー自身の挙動(携帯通話操作、よそみ)を検知することができないため、膨大な録画データを確認してピックアップする作業が必要になってしまいます。

ドラレコの映像はSDカード等のメディアに記録されているため、「SDカードを回収する」、「パソコンで読み込む」、「確認する」、「危険運転動画を抽出する」という最低限4つのステップがあり、「指導・教育」が形骸化されてしまうという問題点を抱えています。



■通信型ドラレコと管理システムの新たな挑戦

前述の課題をタイガーのユーザーを始め業務用車両を保有する企業等から耳にしていたため、2016年2月に通信型ドラレコ「Samly」及びクラウド型ドラレコ管理システム「WEBドラサービス」をリリースしました。

「WEBドラサービス」では、車両で発生した様々なイベントをトリガー化し、発生時に瞬時にクラウド上へ送信する仕組みを構築することにより『管理者がSDカードを回収してきて動画を確認する』という作業を簡略化し、従来のドラレコ管理業務をブラウザ上で完結させる仕組みを製品化しました。



今回の「Samly II」及び「WEBドラサービスV2」では、SDカードを2スロット対応とし、通信で送信する動画の録画時間の大幅な長時間化に成功。ユーザー要望の多かった任意の時点の動画取得を可能としました。(およそ二週間前までの動画取得が可能)また、車両後退時に過剰な速度が出ている際のイベントとして「バックトリガー」を新たに追加し、管理者が指導の対象と出来るイベント数の増加を図りました。



そして指導時の課題であった膨大な量の動画の確認に対して、タイガーはISPと共同で「WEBドラサービス with AI」を開発。従来の全てのトリガー動画に対して自動で解析をかけ、携帯電話やよそ見など危険運転の兆候となる動画を抽出するシステムを構築しました。これにより、管理者は指導の対象とする動画を簡単に絞り込むことが可能となり、運転者の教育をより高精度かつ高効率で行うことが出来るようになります。



2018年9月3日のリリースに合わせて、「WEBドラサービス with AI」のモニターにご協力いただけるユーザーの募集を予定しております。なお、今回は製品化に向けてAIの精度向上を目的としたテストを兼ねております。





■募集要項

期間:9月3日(月)~11月30日(金)

対象:商用車をお持ちの企業

条件:特になし。20社限定。

内容:ドラレコ本体1台貸出(取付費別)・通信費・WEBドラ利用料無償。

最大2か月迄。お試しいただけます。

申込:下部連絡先からお気軽にお問合せください。





■本サービス概要

名称 : WEBドラサービスV2

サービス開始日: 2018年9月3日

月額利用料 : 1,980円/車両(税別)~

URL : https://www.tiger-inc.co.jp/webdora/





■ドライブレコーダー概要

名称 :Samly II(サムリーツー)

受注開始日 :2018年9月3日(出荷開始は9月25日~)

販売料金 :100,000円(税別)~(※本体セットのみ。取付費用除く)

サイズ :本体 縦164mm×横146mm×高さ36mm

カメラ :縦42mm×横49mm×奥行24mm(ステイ・突起部除く)

インジケーター:縦49mm×横46mm×高さ約24mm

記録メディア :専用SDカード(32GB)×2枚を同梱(128GB(SD-XC)まで対応可)

画像解像度 :SDカードスロット1:HD(1,280×768)、WVGA(720×480)

SDカードスロット2:QWVGA(360×240)





■導入により期待できる効果

管理者はイベント動画がクラウドに自動アップロードされるため、SDカード回収工数の削減が可能かつ、イベント動画の即時確認や危険挙動の発見などが容易となります。ハザードマップ機能により会社特有の危険地域の特定ができ、形骸化された運転教育から一歩踏み込んだ会社独自の指導及び教育を行うことが可能となります。動態管理機能により車両の位置の特定が可能となっているため、車両の現在地に合わせた指示を送ることができます。さらに、豊富な帳票類がブラウザ上から出力可能なので、ドライバーの負担となりがちな運転日報などを瞬時に作成することができます。





■今後の展望

ドラレコは、自動運転やコネクティッドカーの要素となる様々な可能性を秘めています。Samly IIやWEBドラサービスV2では、より安全運転に寄与できる製品に仕上げるべく、アルコール測定器連動やデジタコ連動なども行う予定です。WEBドラサービス with AIでは少ないサンプル数で解析パターン追加が可能という特徴を活かし、お客様からの声を集めて「携帯通話」「うつむき」以外の解析パターンを随時追加し、正式なサービス提供に繋げていきます。

ドラレコを起点とした新しいサービスをこれからも随時展開していく予定です。





■株式会社タイガー 概要

社名 : 株式会社タイガー

代表 : 代表取締役社長 竹添 幸男

所在地: 東京都千代田区神田猿楽町2-1-14 A&Xビル2F

URL : https://www.tiger-inc.co.jp/

設立 : 昭和15年10月15日(創業:大正12年5月)





■株式会社ドライブ・カメラ 概要

社名 : 株式会社ドライブ・カメラ

代表 : 代表取締役 桑原 康郎

所在地: 東京都中央区八丁堀2-29-11

URL : http://www.drive-camera.co.jp

設立 : 平成18年3月





■株式会社システム計画研究所 概要

社名 : 株式会社システム計画研究所

代表 : 代表取締役 門脇 均

所在地: 東京都渋谷区桜丘町2-9

URL : http://www.isp.co.jp/

設立 : 昭和52年11月10日





【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社タイガー 販売促進部

担当: 井上

TEL : 03-5283-7232

Mail: contact@tiger-inc.co.jp

情報提供元: @Press