7速シーケンシャルミッション「OS-FR7」
株式会社オーエス技研 企画広報室 駆動部門チーフマネージャー 佐々木 良介
「OS-FR7」を搭載させた車両でのテストラン
日本最速の称号を得た(NA部門)のFD3S(RX-7)
GLIONグループ(ジーライオングループ、所在地:兵庫県神戸市、代表:田畑 利彦)が運営する株式会社オーエス技研は2018年7月より7速シーケンシャルミッション「OS-FR7」の予約販売を開始いたしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/161716/LL_img_161716_1.jpg
7速シーケンシャルミッション「OS-FR7」
■商品概要
名称 : OS-FR7
価格 : 1,660,000円(税別)
ギアレシオ: 1速 2.737/2速 1.913/3速 1.462/4速 1.214/
5速 1.000/6速 0.903/7速 0.750
対応出力 : 441.2kW(600PS)
≪発売日・予約開始日≫
2018年7月1日予約開始
2018年8月1日販売開始
※数量限定(初回ロット10基)予約販売形式
※汎用FR車用ミッションの為、車両搭載には部品製作や車両加工等の
専門的な知識と技術が必要となります。
≪インタビュー≫開発者が語る「OS-FR7」の魅力
■商品開発に至った経緯とは
当社が既存製品のOS-88(6速シーケンシャルミッション)を作ったのは2002年。当時は5速マニュアルミッションが一般的で、6速ギアはレーシングカーのものという時代でした。6速マニュアルの車も少数ながらありましたが、あくまで燃費ギアでの6速という意味合いが強かったと思います。そういった環境の中で、2002年4月に6速シーケンシャルミッションというものを商品として開発、展開を致しました。数年が経ち、6速ミッションが一般的になった今、他にないものを作りたいという想いからプラスワンの7速のシーケンシャル開発を始めました。
■「OS-FR7」の特徴とは
1次減速ギア(インダクションギアと呼んでいます)が独立しているところです。通常のFR車用ミッションはそのほとんどに直結ギア(エンジンと直結するギア)というものが存在するのですが、本製品にはそれがありません。エンジンから入力された出力は一旦すべてが減速されてカウンターギアへ入力され、回転数の低い部分でドグクラッチのかみ合いを行うため、高回転時にも非常にスムーズなギアチェンジを可能にしています。
■開発に当たり難しかったところ、こだわったところとは
全てを「無」から作った事ですね。決まった寸法など何もありません。ただ、「FRレイアウトで7速変速のシーケンシャルを作る」ということだけからスタートしました。前出のOS-88というシーケンシャルミッションが既存製品としてあったのですが、全く別の物を作る、と言うのが第一のコンセプトだったので、機構もレイアウトもすべて新設。共通部品は一つもありません。
■今回の「OS-FR7」に期待するところとは?
様々なカテゴリーの様々な車両に搭載していただき、活用していただきたいと思います。
■「OS-FR7」の今後の展開とは
直近ではギアレシオを増やしていく事。これは今までギア比選択が出来なかった車両にとっては朗報だと思います。また、使用カテゴリーを限定して廉価版の5速シーケンシャルを開発する予定にしています。
■7速シーケンシャルミッション動画
動画URL: http://youtu.be/lb38M6vDozU
■会社概要
GLIONグループ 株式会社オーエス技研
本社所在地: 〒702-8001 岡山県岡山市中区沖元464
電話 : 086-277-6609
FAX : 086-277-8115
URL : http://www.osgiken.co.jp/
創業 : 1973年
設立 : 1988年4月8日
事業内容 : 自動車部品の企画・開発・製造・販売
情報提供元: @Press