十勝ロイヤルマンガリッツァ豚(1)


十勝ロイヤルマンガリッツァ豚(2)


十勝ロイヤルマンガリッツァ豚(3)


十勝ロイヤルマンガリッツァ 毛並み

2018年7月18日、北海道十勝に本拠地を置く株式会社丸勝は、自社の経営する十勝ロイヤルマンガリッツァファームにて自然放牧で育てられ、徹底した品質管理システムを導入し生産する「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」を、日本国内の選りすぐられたレストランへ出荷を開始しました。ハンガリーを原産国に持つマンガリッツァ豚は、世界で唯一食べることのできる国宝と称され、丸勝は2016年、日本を含むアジアで初めて純血のマンガリッツァ豚を生体輸入し、繁殖と飼育に成功しました。今回の出荷は、純血国産マンガリッツァ豚としての日本国内初のものとなり、遥か欧州からの旅を経て、北海道十勝へと辿り着いた国産マンガリッツァ豚ストーリーの始まりとなります。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/161482/LL_img_161482_1.jpg

十勝ロイヤルマンガリッツァ豚(1)



■十勝ロイヤルマンガリッツァ豚とは

美食の国ハンガリーの国宝に認定されるマンガリッツァ豚は、全身がカールした長い毛で覆われ、ウーリーピッグ(羊毛の豚)との異名を持つ愛嬌ある容貌。約50年前、生産効率の良い品種の普及に伴い絶滅寸前にまで追い込まれた過去を持ちます。その世界的にも希少な豚を生体輸入し、ハンガリーと緯度の近い北海道十勝の地で繁殖、飼育に成功し生まれたのが「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」です。





■肉の特徴

マンガリッツァ豚は原種に限りなく近く、成長期間も太古から変わらないことから、出荷可能な大きさになるまでに、一般的な三元豚が約6ヶ月であるのに対し、1年以上の肥育期間を要します。これは同時に成長過程の中で肉が熟成されることを意味します。更に「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」は伝統的な自然放牧という時間と様々な労力を注ぎ込む飼育方法のため、赤身が濃厚、霜降り率が高いという特徴を持っています。特筆すべきは、脂肪の融点が一般的な三元豚に比べて約10°Cも低く※、口の中に入れた瞬間にさらっと溶けるような食感であるということ。甘みが深く、不飽和脂肪酸が多く含まれているのも大きな特色になります。

※「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」の脂の融点は26~28°C。一般的な豚肉は35~40°Cとされている。





■自然放牧、オールイン・オールアウト

広大な十勝の地で放牧される豚は、ストレスの緩和と運動不足を解消し、豚本意の行動を可能にすることで、豚の個性や免疫力・抵抗力を実現します。また繁殖から生産、販売までのすべてを自社で行うオールイン・オールアウト方式の元、製品はハンガリー料理界の第一人者であり、マンガリッツァ豚の取り扱いにも精通したハンガリー人シェフ、モルドヴァン・ヴィクトルにより全面監修されています。その魅力を知り尽くしたシェフの厳しいチェックをクリアした高品質な豚肉だけを最高の状態で出荷します。

「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」に特別な思いを持つ、モルドヴァン・ヴィクトルは“シェフにとって、十勝のマンガリッツァ豚は全てを叶えてくれる”とその秀逸さを述べています。

生産者である株式会社丸勝の「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」における全責任者、専務取締役、梶原 一生は今回の初出荷に寄せて次のように述べています。“2012年に初めてハンガリーを訪問した際に出会った国宝マンガリッツァ豚。私自身『十勝の未来を創造し十勝ブランドを築く』事をライフワークとして掲げている中で、共に豚食文化が根付く十勝とハンガリーに興味を持ち、ストーリー・味ともにマンガリッツァ豚に惚れ込みました。その出会いから3年と7ヶ月。多くの困難を乗り越えながら純血と血統にこだわり『世界一の豚を生産する』ことを想像し創造すべく環境を整え今日を迎え、そして今もなお経験を積んでいます。

四季豊かで広大な十勝の地で、飼育方法や環境、飼料や水、安全管理にまで万事徹底することで世界最高品質である豚の一貫生産にチャレンジしています。”



また、2018年3月7日には日本マンガリッツァ協会が設立されました。本協会ではハンガリーを始めとする世界のマンガリッツァ協会と友好を築き、希少種マンガリッツァ豚の種の保存を目的としています。日本国内において純血マンガリッツァ豚の管理、及びブランド力維持向上に務め、梶原自身も会長としてその発展に寄与します。





■出荷先レストランリスト

以下のレストランにて「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」を使用したメニューをお楽しみいただけるよう出荷を決定させていただきました。今後、さらに本製品に共鳴していただけるレストランへの出荷を予定しています。



<宇宙色の鼻>

所在地: 新潟県新潟市中央区古町通九番町1475番地 芳眞ビル1階

TEL : 025-225-3535

URL : https://akr1993705645.owst.jp



<SUGALABO>

URL: http://sugalabo.com



<ファームレストラン ヴィーズ>

所在地: 北海道中川郡幕別町日新13-5

TEL : 0155-56-1111

URL : http://www.tokachi-hills.jp/viz



<レンゲ エキュリオシティ>

所在地: 東京都中央区銀座7-4-5 GINZA745ビル9F

TEL : 03-6228-5551





■初出荷記念イベント2Hours Royal

初出荷と同日「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」の初出荷を記念して、“2Hours Royal”と題したエクスクルーシブなメディアランチイベントを開催しました。東京都指定有形文化財であり優美な建造で名高い、赤坂プリンスクラシックハウスにて行われた当日のイベントは食専門誌、ファッション誌、ライフスタイル誌を中心としたメディアを迎え、本製品を中心とした特別なランチコースメニューにてブランドの世界観を堪能できる設えを施しました。イベントにはその名を世界に轟かせる若き気鋭のシェフ、SUGALABO代表の須賀 洋介(すが ようすけ)氏が登場し「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」の生産現場を実際に十勝にて視察、食した体験を踏まえた、生産者とのトークセッションなども披露されました。

更に、意欲的なカクテルでミクソロジー界をリードする南雲 主于三(なぐも しゅうぞう)氏によるマンガリッツァのラードを使用した特別な食前酒も提供されました。





■“十勝ロイヤルマンガリッツァ豚”ロゴデザインに込めた想い

食べる国宝とも称される、東欧ハンガリーを原産とするマンガリッツァ豚。まだ多くの人にとって耳慣れないその豚を多くの人に認知していただくべく、最大の特徴である羊のような毛並み、大きく丸みを帯びたフォルムをエッチング技法を用いたイラストで表現。ナチュラルでありながら繊細さと高級感を感じさせるロゴタイプを組み合わせることで、その希少性、そして、一般的な豚肉とは大きく異なる澄んだ味わいを表しています。また、雄大な自然を誇る十勝の地で、惜しみない愛情と時間、手間をかけて飼育され、世の中に送り出される“十勝ロイヤルマンガリッツァ豚”を「世界一のブランドに育て上げる」という生産者の想いと決意が込められています。





■株式会社丸勝とは

1953年に豆取引の中立ち業として創立。以来、穀類・豆類の取り扱いの他、飼料や肥料の開発・製造販売などを手がけ、北海道農業とともその歴史を刻む。2007年、新たに食品加工品の開発に取り組み「小豆の酢」を発売。2009年に食・農・花をコンセンプトに観光ガーデン施設「十勝ヒルズ」を開園し現在に至る。



所在地: 北海道帯広市西25条南1丁目1番地

URL : http://www.tokachi-hills.jp/

http://www.marukatsu.info/



<モルドヴァン・ヴィクトル/Moldovan Viktor>

丸勝が運営する農と食のテーマパーク、十勝ヒルズ内「Farm Restaurant viz」ヘッドシェフ。アジアを起源とした美食の国、ハンガリー出身。5つ星ホテル「ル・メリディアン・ブダペスト」、ハンガリー共和国駐日大使館などでシェフを歴任。十勝の食材とハンガリー料理を融合させた、新たな美食を築き上げている。



<梶原 一生/かじわら いっしょう>

十勝・帯広出身。株式会社丸勝専務取締役、株式会社デスティネーション十勝取締役、株式会社北海道ガーデン街道取締役を兼務。地元の中学を卒業後、単身ニュージーランドへ留学。9年半の年月を学生として過ごしたのち帰国。世界最古の公的な観光促進を行なってきたニュージーランドでの体験を活かし、株式会社丸勝が運営する十勝ヒルズの立ち上げ、ガーデン運営、レストラン運営、商品開発、マーケティングを行う。そして、2016年、アジアで初めてハンガリーの国宝豚「マンガリッツァ」の純血生体の輸入に成功。

「十勝を世界のブランドに」を人生の目標に掲げ、日々、十勝の新たな資源創出に努めている。



十勝ロイヤルマンガリッツァ豚オフィシャルサイト

https://royal-mangalica.jp

情報提供元: @Press