イヌリンパウダー


原料となるチコリ

帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:鈴木 純)は、水溶性食物繊維の代表的な素材であるイヌリンで世界第2位のシェアを誇るオランダの食品素材メーカーSensus B.V.(本社:オランダ・ローゼンタール、CEO:イワン・ブランカーズ、以下「センサス社」)と、日本におけるイヌリンの独占販売契約を締結しました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/160858/LL_img_160858_1.jpg

イヌリンパウダー



1.背景・狙い

(1)当社は、ヘルスケア事業の発展戦略の1つとして機能性食品素材事業を掲げており、2015年からスーパー大麦「バーリーマックス」の研究開発を開始し、すでに事業を展開しています。

(2)一方、センサス社は、今後、健康志向の高まりに伴い、機能性食品素材の市場拡大が見込まれる日本での事業展開の可能性を模索していました。

(3)こうした中、機能性食品素材のラインナップ拡充に向けて調査を進めていた当社と、日本市場参入のパートナーを求めていたセンサス社のニーズが合致し、このたびの契約締結に至りました。



2.独占販売契約の概要

(1)イヌリンは、主にチコリなどのキク科の植物から作られる水溶性食物繊維の一種です。水に溶けやすい性質から飲料などに使用され、日本人が不足していると言われる食物繊維を手軽に摂取することができる食品素材です。

(2)センサス社が製造するイヌリンは、主としてキク科の野菜であるチコリを原料としており、腸内細菌による高い発酵力が特徴です。また、数種類の加工特性が異なる製品を取り揃えていることから、飲料や食品など様々な用途で使用することができます。

(3)当社はこのたびの契約締結により、センサス社が製造するイヌリンについて、日本市場における独占輸入販売権を取得します。また、同社が培ってきたノウハウの共有や技術支援などを得ながら、両社協力のもとでマーケティング活動を展開していきます。



3.今後の展開

(1)このたび独占販売契約を締結するイヌリンについて、今後、当社は国内で「イヌリア」ブランドとして商品展開していきます。

(2)2018年度は、「イヌリア」の用途開発や顧客開拓、およびエビデンス取得に向けた臨床試験などの活動を行い、2019年度より本格的な販売展開を目指します。

(3)当社は、今後も腸内フローラに着目し、これまで培ってきた技術やノウハウを活用することで「バーリーマックス」「イヌリア」に続く機能性食品素材の開発、製品ラインナップの拡充を進めて、将来のヘルスケア事業領域におけるコアビジネスとして育成していきます。



イヌリンパウダー

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原料となるチコリ

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情報提供元: @Press