HeartLight カテーテル(保険償還価格 496,000円)


HeartLight コンソール(希望小売価格 35,000,000円)

日本ライフライン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:鈴木 啓介、証券コード:7575、以下 当社)は、2017年7月に薬事承認を取得し、国内への導入準備を進めてまいりました内視鏡アブレーションシステム「HeartLight(ハートライト)」が、2018年7月1日より保険適用されたことを受け、同日より同商品の販売を開始いたしましたので、お知らせいたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/160200/LL_img_160200_1.jpg

HeartLight カテーテル(保険償還価格 496,000円)



「HeartLight」はCardioFocus, Inc.(以下、カーディオフォーカス社)の製品であり、心房細動のアブレーション治療*における主要な手技である肺静脈隔離術を行うための医療機器であります。肺静脈隔離術においては、高周波アブレーションカテーテルを用いて、点状の焼灼を繰り返すことで肺静脈を隔離する手技が広く行われておりますが、近年では、バルーンカテーテルを用いて効率的に治療を行う手技の普及が進んでおります。



「HeartLight」もバルーンテクノロジーを採用した医療機器であり、効率的な肺静脈隔離術の実施を可能とします。本システムを用いた手技では、カテーテル内部に備えられた内視鏡を使い直視下でバルーンカテーテルを肺静脈入口部に密着させ、カテーテルの中心部から円周上にレーザーを照射いたします。内視鏡画像により心腔内を確認しながら正確に焼灼することができるため、肺静脈隔離術の有効性を高めることが期待されます。また、焼灼部位毎にエネルギー量の調整が可能であることから、肺静脈狭窄や横隔神経麻痺などの合併症のリスクの低減が期待され、手技の安全性向上への寄与が見込まれます。



当社はこれまでに、オンリーワン製品である心腔内除細動システムをはじめとして、国内の医療現場のニーズを反映した数々の医療機器を導入してまいりました。今般の「HeartLight」の販売開始は、肺静脈隔離術に新たな選択肢を提供するものであり、患者様に合わせたきめ細かな治療を重視する日本のアブレーション治療をさらに前進させるものであると考えております。

当社といたしましては、本商品の早期の普及を通じて、患者様をはじめ、医療現場に対し新たな治療方法を提供できるよう努めてまいります。





■カーディオフォーカス社について

カーディオフォーカス社は米国(マサチューセッツ州マールボロ)に本社を置き、心房細動などの不整脈に対する先進的な医療機器の研究及び開発を行っております。同社が開発した内視鏡アブレーションシステム「HeartLight」は、心房細動のアブレーション治療における革新的な医療機器であり、既に米国と欧州で発売され5,000例以上の臨床実績を有しております。





※心房細動のアブレーション治療

心房細動とは不整脈の一つであり、心房内で不規則に興奮刺激が多発することで心房が細かく震え、けいれんした状態になる疾患です。血液が滞留しがちになることから、動悸、息切れ、めまいなどの症状のほか、血栓が形成されるおそれがあり、血栓が動脈を塞ぐことで脳梗塞などのリスクが高まると言われております。また、心房細動を引き起こす原因は、加齢、高血圧、心臓病や飲酒等が挙げられます。

心房細動の直接的な原因となる興奮刺激は左心房にある肺静脈から発生していることが多く、近年では、アブレーションカテーテルを用いて、肺静脈の周りを高周波で焼灼し、電気的なつながりを遮断する肺静脈隔離術という治療方法が確立されたことで、症例数は増加傾向が続いております。国内における潜在的なものを含めた心房細動の患者数は100万人を超えるともいわれており、当社では、2017年には年間6万例を超えるアブレーション治療が行われたと推定しております。





■会社概要

社名 : 日本ライフライン株式会社

所在地 : 〒140-0002

東京都品川区東品川二丁目2番20号 天王洲郵船ビル25F

代表者名: 代表取締役社長 鈴木 啓介

設立 : 1981年2月6日

株式 : 東京証券取引所一部上場(コード番号:7575)

事業内容: 医療用機器輸入・製造および販売

URL : https://www.jll.co.jp/

情報提供元: @Press