Ion GeneStudio S5シリーズは、最高レベルのダイナミックレンジと600bpまでのリード長を実現し、がん研究、遺伝性疾患、微生物、感染症アプリケーションなどさまざまな分野において、より高い費用対効果をもたらし、実験を強力にサポートします。フレキシブルなチップフォーマットにより、Ion GeneStudio S5プラットフォームは、データ解析も含め1日で2回のシーケンシングランを可能とし、2百万~2億6千万のリード数、0.5Gb~50Gbのスループットを提供します。
「当施設では、エクソームや全ゲノム研究のサンプルの多くは外注されています。私たちの元へ依頼されるのは、特定の疾病分野向けカスタム遺伝子パネルなどで、スピードとフレキシビリティが求められます。このシステムは、現在入手できる市販品の中でもっとも洗練されたワークフローを提供してくれます。広範なアプリケーションに対応し、競争力のあるコストを保ちながら、最短のターンアラウンドタイムでデータを供給することができます」と、コペンハーゲン大学病院Rigshospitalet、Juliane Marie Centre、分子遺伝子学研究室のラボラトリーディレクターであるMorten Dunoe(モーテン・ドゥノイ)氏は述べています。
Ion GeneStudio S5シリーズのフレキシビリティの理由は、それぞれのプロジェクトで必要とされるスループット要件に合わせて、シーケンサを買い替えることなく、適切なIon S5チップを選択するだけで対応できる点にあります。用途に応じて選択可能なチップによって、サンプルをプールするために実験を遅らせることなく、必要なだけコスト効率よくサンプルを処理することができます。