1987年10月にパリで開催された第24回UNESCO[the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization/国際連合教育科学文化機関]総会において、中等教育段階の生徒たちを対象に情報科学分野の国際科学オリンピックを開始すべきであるという建議が、ブルガリア代表のブラゴベスト センドフ教授[Professor Blagovest Sendov]により提案されました。その建議は採択され、UNESCOの1988ー1989年次計画の主プログラムV「教育と養成・訓練と社会」の「V.2 科学・技術教育」に組み込まれました。
そして、UNESCOの支援の下で第1回のIOI[International Olympiad in Informatics/国際情報オリンピック]が1989年にブルガリアで開催されました。国際情報オリンピックは、こうしてIMO(数学,1959)、IPhO(物理,1967)、IChO(化学,1968)に続き4番目に国際科学オリンピックとしての歩みを始めました。