『私と左手の肖像』


写真家・花織


展示作品1


展示作品2

写真家・花織が、写真展『私と左手の肖像~難病、関節リウマチとの闘い』を5月15日~20日に神奈川県・川崎市のアートガーデンかわさきにて開催いたします。





画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/146445/LL_img_146445_1.jpg

『私と左手の肖像』



イベントURL: http://www.kawabekaori.com/





●『私と左手の肖像~難病、関節リウマチとの闘い』開催の背景

今から、約8年前に膠原病(こうげんびょう)の関節リウマチを患った写真家・花織は、カメラを支える左手の機能を失いつつありました。そんな状況の中でも「写真を続けたい」という強い思いで必死に右手でカメラを握り、利かない左手と自身の姿を撮影したノンフィクションのセルフポートレイトです。

カメラを満足に持てずにいましたが、逆にその表現しか浮かばず、自分自身や病に苦しむ人々を勇気付けようとした作品です。(撮影当時は、プロデビューしていなかったため、まさかこの作品が発表に至るとは思ってもいませんでした。)





●作品の概要

花織には2つの顔があります。関節リウマチで苦しむ患者としての顔と、写真で表現するという顔です。なぜこの作品を発表したかについては、以下の4点が挙げられます。



・利かない左手と自分自身を写真に撮るということで自らを励まし、リハビリなどの辛い治療に耐えたり、病に負けない気持ちを持つため。



・何度も入退院を繰り返すうちに知り合った同室の方々が、病によって何も出来ずに苦しんでいる姿を目の当たりにし、おこがましくはあるが、病を抱える方々の代弁者として、何か自分にできることはないかと自らを問うた。



・医師、看護師、薬剤師、製薬会社(医療機関)で働く方々に対する感謝の気持ち。献身的な仕事のおかげで今現在、動ける私がいる。



・写真界の陰りに一石を投じたい。まだまだいろんな写真表現があると信じている。写真には未知の可能性がある。





●開催概要

日時 : 2018年5月15日~5月20日AM10:00~PM6:00

(初日はPM1:00~ 最終日はPM4:00まで)

会場 : アートガーデンかわさき

アクセス : 神奈川県川崎市川崎区駅前本町12-1

JR川崎駅北口直結 タワーリバーク3F(第三展示室使用)

参加費 : 入場無料/プリントの販売はいたしません

公式サイト: http://www.kawabekaori.com/





●アーティストプロフィール

アーティストネーム:

花織(かおり)/プロ転向後

川邊香里(かわべかおり)/アマチュア時代



本名:

川邊香理(かわべかおり)



略歴:

1978年 神奈川県川崎市生まれ

2001年 法政大学文学部英文学科卒業

2008年 写真家、野口正雄氏に師事、後に高橋扶臣男氏(二科会常任理事)に師事

2016年 写真評論家、飯沢耕太郎氏に師事、後にフリーランスへ

2018年 公益社団法人日本リウマチ友の会に普通会員として入会



受賞歴:

1998年 東京六大学写真展にて、ルミネ賞を受賞

2013年 日本写真家協会JPS展に入選



出版物:

2013年 「フォトコン」12月号に同名にて、「妖花」4P掲載

2015年 「フォトコン」11月号に川邊香里のアーティストネームでフォトコンGにて、「赤の感情」3P掲載



個展歴:

2014年 「パリとバルセロナ」を東京の代官山ギャラリー(イーストウエスト代官山)にて、個展開催

2015年 ブース内個展「狂花~闇に咲く」をロサンゼルス(The Hive Gallery and Studios)にて、開催

2016年 表参道スパイラルにて、グループ出展

2017年 花織(かおり)デビュー写真展「炎花(えんか)」を築地(ふげん社)にて、個展企画開催

情報提供元: @Press