保育所でのICT・IoTを活用した感染症予防の取り組み

広島県子育て支援ICTモデル連絡協議会(広島県、広島県医師会、安芸郡府中町、東広島市、広島テレビ)は、広島県内の自治体(安芸郡府中町、東広島市)をフィールドとして、2017年12月1日(金)から翌年2018年3月31日(土)までに乳幼児の予防接種の調査及び、保育所での予防接種啓発を目的として、アプリを活用した実証実験を順次開始いたします。広島テレビが予防接種の間違いを防ぐために制作した「子育て応援団アプリ予防接種お助けツール」のアプリケーションを今回の予防接種調査及び実証実験用に改良したアプリケーションで実施します。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/144459/LL_img_144459_1.jpg

保育所でのICT・IoTを活用した感染症予防の取り組み



「子育て応援団アプリ予防接種お助けツール」

http://www.kosodateouendan.jp/app/promotion/





■調査実証の内容

保育所での感染症の発生と、予防接種履歴の情報を収集し保育所で収集した情報を活用します。今回、この調査実証には、2つの研究に協力します。





■研究協力予定

<研究1>

乳幼児の予防接種実施状況に関する調査:多屋 馨子(国立感染症研究所感染症疫学センター)厚生労働省ワクチン等国内需要安定化調査事業



<研究2>

保育所と保護者を繋ぐICT・IoTを活用したコミュニケーションツールの有用性に関する検討:三崎 貴子(川崎市健康安全研究所)、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED) 医療研究開発推進事業費補助金. 新興・再興感染症に対する革新的 医薬品等開発推進研究事業、「ワクチンによって予防可能な疾患のサーベイランス強化と新規ワクチンの創出等に関する研究」(研究代表者:大石 和徳・国立感染症研究所感染症疫学センター)(研究分担者:岡部 信彦・川崎市健康安全研究所所長)の研究

※なお、三崎 貴子氏の「崎」について、正しくは「たつ崎」となります。





■予防接種の間違いを防ぐために開発したアプリを調査に活用

予防接種の間違いは、報告されているだけでも、2014年度5,685件、2015年度6,168件、2016年度6,602件と年々増加しています。2016年度では、接種間隔の間違いが半数を超えていました。子育て応援団アプリ予防接種お助けツールは、広島テレビが、国立感染症研究所の多屋 馨子氏に取材し製作、登録した生年月日と接種履歴日から、当日接種をしてもよいかを自動で計算する機能を搭載しており、予防接種の間違いを防ぐためのアプリケーションとしてサービスインしたものです。





■広島テレビの子育て支援及び感染症の予防の取り組み

2014年からイベント「子育て応援団すこやか」を子育て応援団実行委員会の一員として開始、2008年から「子育て応援団モバイルサイト」をサービスイン。感染症の予防、予防接種啓発に取り組んでいます。2015年から予防接種の間違いを防ぐため子育て応援団アプリをサービスインし、「予防接種お助けツール」を通して、年々増加している予防接種の間違いを防ぐ取り組みを行っています。現在、広島テレビは2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術イノベーションの取り組みに関するタスクフォース「感染症サーベイランス強化」に参加しており、感染症の流行情報の発信や予防接種情報の発信を積極的に行っています。





◆会社概要

商号 : 広島テレビ放送株式会社

代表者 : 代表取締役社長 佐野 讓顯(さの よしあき)

所在地 : 〒730-8575 広島市中区中町6番6号

事業内容: 電気通信業(テレビ放送)

URL : http://www.htv.jp

情報提供元: @Press