報告会の様子

工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)のソーラーチームが、オーストラリアで行われた世界最大級のソーラーカーレース「2017ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」の参戦報告会を2017年11月9日に工学院大学 新宿キャンパスにて開催しました。レースは10月8日から、オーストラリア大陸の砂漠地帯3,021kmを6日間かけて走行し、チャレンジャークラス7位でゴールしました。報告会には多くのサポート企業が参加し、学生キャプテンから大会までの2年間の軌跡や現地でのチームやレース状況の詳細が発表されました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/143195/LL_img_143195_1.jpg

報告会の様子



【本件のポイント】

●工学院大学ソーラーチームが10月にオーストラリアで行われた世界最大級のソーラーカーレースで完走。“完走率40%”という非常に過酷なレースで7位でゴールしたことをサポート企業へ報告。

●試走中のアクシデントでマシンが横転。大きく損傷するも、下級生が破損部分を日本で作り直し現地へ届けるなど、すべてを学生主体で行うチームだからこそアクシデントを乗り越えレースに参戦。

●報告会では、キャンプサイトが暴風雨に襲われたことなど、レース中の様々な状況を紹介。悪天候の影響でトップ集団から離脱した経緯なども詳細に報告され、レース全体の振り返りが行われた。





【本件の概要】

10月にオーストラリアで行われた世界最大級のソーラーカーレース「2017ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」に3度目の参戦を果たした工学院大学ソーラーチームが、2017年11月9日に新宿キャンパスで世界大会参戦報告会を開催しました。参加した多数のサポート企業や学園関係者に対して、濱根洋人監督(工学部機械システム工学科准教授)の挨拶に続いて、学生キャプテンの中川拓朗さん(大学院修士課程機械工学専攻2年)がレースの報告を行いました。



レースは10月8日に出発地点となるダーウィンをクラス11番目(全体では15番目)でスタート。初日に6位まで順位を上げたチームは、一進一退を繰り返すレースを展開し、オーストラリア大陸縦断3,021kmを6日間で駆け抜け、10月13日にゴール地点であるアデレードにクラス7位で到着しました。



今大会の完走チームが全43チーム中17チーム(工学院大学参戦のチャレンジャークラスは26チーム中12チーム完走)という非常に過酷なレースとなったことが伝えられ、また、レース中にキャンプサイトが暴風雨に襲われた様子や、悪天候の影響でトップ集団から離脱することになった経緯、上位チームの車両分析などレース全般の振り返りが行われました。



さらに、工学院大学ソーラーチームが、大会前の試走中の横転により、車両やソーラーパネルが大きく破損するアクシデントに見舞われていたことを明らかにしました。一時は大会参戦も危ぶまれましたが、チーム内で“車両修復を行い最後までやり遂げる”ことを目標とすることを決意し、修復作業を開始。日本で部品を作り直し、レース直前に渡航したメンバーが現地に届けるなど、上級生と下級生、オーストラリアと日本でチーム内の連携により車両修復を行いました。



これらは、チームが先を見据えた人材育成を実践してきたからこそ可能となり、車両の開発・設計から製作に至るまで、レースに関わる全てを学生主体で行っているからこそ実現しました。

報告会では、チームの応援大使を務めたタレントの足立梨花さんからのビデオメッセージも紹介されました。



工学院大学ソーラーチーム特集

http://www.kogakuin.ac.jp/solar/index.html





※出場国、チーム数は、WSC2017大会配布パンフレットの掲載数から抜粋

情報提供元: @Press