2008年当時、東南アジアには機械工学の学会がなかったため、まずはタイとインドネシアを中心に取り組みを進めることにし、各国の工学会と交渉の機会を持ちました。その後、JICAやSEED-Netなどの支援もあり、展開を広げることができました。タイに機械学会が設立され、シンポジウムや論文集立ち上げの支援を本会が行うことで、学会としての枠組みができ上がり、活動が広がってきました。そうした支援活動の次のステップとして、日本機械学会がアジアの中でどのような役割を担うべきか、国際化の取り組みから10年、さらに日本機械学会120周年という区切りを機会に、改めて考えるため、創立120周年記念式典特別企画として“Diversity and Inclusion -Engineering Role in ASIA-”を開催します。