2015年、同大に学食「The University DINING」がオープンしました。この施設は、学食としての機能のほか、そこで行われている運営に対して大学や学生も積極的に関与し、地域交流の拠点として広く地域社会に貢献しています。2017年には、このような取り組みが評価され、日本不動産学会業績賞を受賞しました。第2回目の講座では、学長プロジェクトの3つ目「安全・安心な都市・地域づくり(Resilience)」から、「地域交流の拠点としての大学~The University DININGから始まる新潮流~」と題して、The University DININGを始めとした地域交流拠点をめざした同大の取り組みや研究を紹介します。
(1)「The University DINING を活用した地域交流」(西尾教授)では、The University DININGを通じて生まれている大学と地域住民の日常的な交流という好循環について紹介。(2)「地域と大学のインタラクティブな関係性」(朽木教授)では、同大で2016年度より始まった地域を志向した研究活動を奨励する、一般の地域住民も対象とした「地域志向研究助成金制度」というインタラクティブな試みを、地域住民のもつ「大衆知」と大学の「知」の結びつけという視点から紹介。(3)「ソフトモビリティ・ゾーンによる事故軽減・にぎわいづくり」(小栗名誉教授)では、2000年より市川のまちに研究室分室を設け走行実験を行っているソフトカー開発について紹介します。