ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ファブリツィオ・ラホ

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ファブリツィオ・ラホ)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)の2017年度上期のグループ全体の売上高が2,483百万スイスフラン(前年同期比6.4%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同2.3%の増加となったと発表しました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/134979/LL_img_134979_1.jpg

ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ファブリツィオ・ラホ





■業績の概要

● 売上高は2,483百万スイスフラン(前年同期比6.4%増)に上り、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同2.3%の増加

● プロジェクトのパイプラインと新規ビジネスの獲得は高水準を維持

● 2017年度のEBITDAは597百万スイスフラン

● EBITDAマージンは前年度の27.3%から24.0%に低下

● 純利益は前年同期比4.5%増の384百万スイスフラン

● 売上高フリーキャッシュフロー比率は前年度の7.4%から5.3%に低下

● 「ジボダン・ビジネス・ソリューション(GBS)」の導入を開始



事業部別では、フレグランス事業部の売上高は1,137百万スイスフラン(前年同期比0.4%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同0.1%増でした。



一方、フレーバー事業部の売上高は1,346百万スイスフラン(前年同期比12.0%増)に達し、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは4.4%の増加となりました。



ジボダン社は、今年度上期もプロジェクトのパイプラインと新規ビジネスの獲得が高水準で推移したことにより好業績を維持し、それにより、前年同期の実績が高水準であったフレグランス事業部も含め、前年実績を上回ることができました。今後も、製造原価の上昇を補うため、お客様のご理解ご協力のもと価格改定を進めてまいります。





■2020年度に向けての5か年計画の見通し:責任ある成長と成功の共有

ジボダン社の2020年度に向けての5か年計画は、利益と責任ある成長を通じてさらなる価値を創出することです。2011年度から2015年度までに遂行した戦略の成果を基に、2020年度に向けての5か年計画では、「お客様と共に成長すること」、「卓越した商品やサービスを提供すること」、「パートナーと成功を共に分かち合うこと」の3つを柱に据えています。



意欲的な財務目標は、ジボダン社の戦略の基礎となるものです。市場の成長を上回る4-5%の売上高の拡大と、売上高フリーキャッシュフロー比率12-17%を目標に掲げています。この2つの目標値は、5か年計画(2016年-2020年)における平均値です。また、ジボダン社は目標値のひとつである配当については、現在の配当を維持してまいります。





■売上高

2017年度上期(1月1日から6月30日まで)の売上高主要データ

(単位:百万スイスフラン)



<2016年度上期>

グループ全体 :2,334

フレグランス事業部:1,132

フレーバー事業部 :1,202



<為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベース>

グループ全体 :54

フレグランス事業部:1

フレーバー事業部 :53



<買収による影響>

グループ全体 :111

フレグランス事業部:-

フレーバー事業部 :111



<為替影響>

グループ全体 :(16)

フレグランス事業部:4

フレーバー事業部 :(20)



<2017年度上期>

グループ全体 :2,483

フレグランス事業部:1,137

フレーバー事業部 :1,346



<増減率(為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベース)>

グループ全体 :2.3%

フレグランス事業部:0.1%

フレーバー事業部 :4.4%



<増減率(スイスフラン)>

グループ全体 :6.4%

フレグランス事業部:0.4%

フレーバー事業部 :12.0%





■フレーバー事業部

フレーバー事業部の今年度上期の売上高は、1,346百万スイスフラン(前年同期比12.0%増)に上り、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは4.4%の増加となりました。2016年7月に買収したスパイステック・フレーバーズ&シーズニングズ事業と、2017年1月に買収したActiv International社を含めた現地通貨ベースでは13.6%の増加となりました。



好調な売上高の牽引役となったのは、北米、ヨーロッパ、中東、アフリカに加え、アジアにおける新規ビジネスの獲得と既存事業の拡大です。



分野別では、乳製品、セイボリー、飲料分野が、売上高の増加に貢献しました。





■アジア太平洋地域

地域別では、アジア太平洋地域の売上高が、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで1.9%の増加となりました。高成長市場のインドやタイ、フィリピンが、中国の成長鈍化を補う形となりました。成熟市場の日本とオーストラリア、シンガポールはいずれも好調でした。分野別では、新規ビジネスの獲得などにより、乳製品、菓子、飲料分野の売上高が大きな伸びを示しました。





■フレグランス事業部

フレグランス事業部の売上高は、1,137百万スイスフラン(前年同期比0.4%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは0.1%の増加となりました。前年度の増加率はそれぞれ10.7%と9.7%でした。



フレグランス系の複合製品(ファインフレグランスとコンシューマー製品の合計)の売上高も、977百万スイスフランから987百万スイスフランに増加し、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで0.6%の伸びを記録しました(前年度は10.4%増)。





■ジボダン社について

ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2016年の売上高は4,663百万スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、95を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で10,000名を超えます。ジボダン ジャパン株式会社は1973年の設立以来、数十年にわたり日本で事業を展開しています。

ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com/ をご覧ください。

情報提供元: @Press