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Shopping×Artifical Intelligence = Gotcha!mall
AIによるインセンティブマッチング概要図
グランドデザイン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:小川 和也)と国立大学法人北海道大学(総長:名和 豊春)は、2017年8月1日、北海道大学産学・地域協働推進機構に産業創出部門(人工知能活用マーケティング部門、名称:グランドデザイン・北大人工知能マーケティング活用研究所)を設置しました。
両者はイコールパートナーシップのもと、それぞれが持つ独創的な研究及び製品化技術を融合し、マーケティング活用に主眼を置いた人工知能研究及び開発を行います。
■研究の目的と概要
人工知能をマーケティングに活用することを共同研究の目的とします。とりわけ、様々な性質を持ち、かつ、異なる環境下にいる生活者に対し、どのような契機やインセンティブが提供されれば、消費意欲やブランド好感度が増し、積極的な購買行動に発展するかを個別判断できる人工知能について研究し、その成果をグランドデザイン株式会社が開発・運営する生活者と店舗・ブランドをつなぐプラットフォーム「Gotcha!mall」へ実装することを目指します。一例として、人工知能によるチャットボット型コンシェルジュを用意し、会話の内容をもとにユーザーの買い物体験向上につなげる機能開発を行い、「Gotcha!mall」に参画する大手小売店鋪や商品とのマッチング力を強化します。
研究期間は2017年8月1日から2019年7月31日、当研究所は北海道大学FMI国際拠点に設置します。
■「Gotcha!mall」について
「Gotcha!mall」は生活者と店舗・ブランドをつなぐプラットフォームです。“Gotcha!”とは英語のI got you!(つかまえた!やった!)を意味する言葉で、生活者と店舗・ブランドの間に“Gotcha!”体験を増やして「お買い物の楽しさを提供する」理念を表現しています。スマートフォン上で生活者とコンビニエンスストア、GMS/スーパー、ドラッグストア、ファーストフードを始めとした大手小売店、ブランドをAIの力を駆使してマッチングし、楽しくお得に買い物ができる体験を作っています。「Gotcha!mall」は国内にとどまらずアジアを中心とした海外にその輪を広げています。
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※「Gotcha!mall」は商標登録済み、及びビジネスモデル特許取得済みです。
Gotcha!mall: https://jp.gotchamall.com/
【小売のデータマネジメントが抱える課題を解決して購買ポテンシャルを最大化。“お買い物本来の楽しさ”を引き出しロイヤリティ形成に貢献します。】
多くの小売企業では「ID-POS(個別の購買履歴)」データを中心としたデータマネジメント(何を購入したかに基づく合理的なリマインド・レコメンドなど)が取り組まれていますが、多様な生活者の行動特性や生活習慣を掴んで的確な施策を打つには、自店の購買結果(ID-POS)だけでは不足している現状があります。
また、オウンドメディアやポイントカードプログラムなど、ロイヤルカスタマーに向けた施策に注力する傾向がある中、実際に客数を増やしていくためには、自店舗へ足を運ぶお客様だけでなく、他店舗でお買い物をしているお客様を含めて接点を持ち・理解し・動かす(自店舗へ足を運んでもらう)取り組みは極めて重要で、双方を一気通貫で推進することが重要視されています。
「Gotcha!mall」は、幅広い業態・企業が参加できる“モール構造”と、独自のゲームギミックにより、常連客以外の生活者との日常接点を持つことができ、同時に大量のプレイヤーズデータ(「購買前後のプレイ履歴」「位置情報」「レシートデータ」など)が蓄積されます。企業は自社購買データ(ID-POS)とプレイヤーズデータを組み合わせて解析し、インセンティブを個別最適に提供することで、過度な投資を伴わずにライトユーザーの購買頻度・購買単価を徐々に高め、次第にロイヤルカスタマーに育成していくことが可能です。
また、インセンティブによる直接的なお得体験に加えて、購買前後のお買い物プロセスにおいてもゲーム性を絡めながら「知って得する生活情報」を提供することで(一例として、特別なインセンティブ獲得チャンスの参加フローの中に注力商品訴求コンテンツをさりげなく埋め込むなど)、お店での購買商品のバリエーションを広げています。店頭で「自分の欲求とベストマッチする商品を発見し、その満足感をシェアし共感を得る」といった“お買い物本来の楽しさ”を引き出すことで、購買頻度・購買単価を高めるだけでなく、実店舗特有のお買い物体験の価値を再認識させ、継続的なストアロイヤリティ形成に貢献してまいります。
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■「Gotcha!mall」の特徴
(1) モール構造により常連客以外との習慣的な接点が生まれる
「Gotcha!mall」は、多くのユーザーが頻繁に利用する大手小売店をモールとしてとりまとめた構造であり、ユーザーがモール内の各店舗を回遊することで店舗には常連客以外との接点が生まれます。
また、独自のゲーム性によってユーザーが日常生活の中で繰り返し利用するため、PULL型の習慣的接点を作れます。
(2) 独自のインセンティブ個別最適化アルゴリズムによる購買成果の最大化
実店舗の販促施策として活用されるこれまでのクーポンは、効果的かつ適切な配布、生活者単位の利用データの分析がほとんど行われず、大幅な割引率のものをむやみにバラまく傾向がありました。クーポンの販促効果は大きいものの、充分なマーケティングのもとで提供されていないことが小売店の長年の課題となっています。その課題を解決すべく、独自のゲーム性・データマネジメントをベースとしたAIによるインセンティブマッチングを通じて、生活者に対してはお得で楽しい買い物体験を提供し、店舗・ブランドに対しては購買頻度・購買単価UPを実現します。
(3) 「購買コンバージョン」のビジネスモデルで、効果が曖昧な販促からの脱却を支援
オンライン広告やチラシ等による誘導策の購買効果が明確ではないという小売店の課題を解決する「購買コンバージョン」モデル(CPP=Cost Per Purchase)を基盤とし、プレイデータやクーポン利用ログ、POSレジデータとの連動により、費用対効果が明確な来店購買促進を実現します。
店舗の「ID-POS」データと「Gotcha!mall」のプレイヤーズデータを統合的に分析し、各店舗が抱える固有の課題を解決するデータ分析ツール「Gotcha!mall DashBoard」の提供を開始しています。来店コンバージョンよりもさらに一歩踏み込み、スマートフォンで「購買」という最大の成果を導くプラットフォームとして拡張中です。
(4) メーカーの新たな販促施策としての活用
「Gotcha!mall」へ出店する膨大な数の店舗によって構築された小売ネットワークとメーカーがタイアップすることで、メーカー商品のブランディングを兼ねた実店舗での購買促進を可能とします。
「Gotcha!mall」は、レシート(購買証明)を起点としてインセンティブを個別最適化して提供する仕組みを実装しております。ユーザーがインセンティブを得られる条件として、プロモーション対象となる商品が記載されたレシートの数を複数枚に設定することで、一定期間内で複数購買を生み出し、経済合理性を最適化した形での商品プロモーションを実施することが可能となります。
(5) オウンドメディアが抱える課題を解決
自店舗への来店を促すために、オウンドメディア(アプリ含む)で店舗イベントやサービスの告知、キャンペーンなどの各種会員の囲い込み施策が行われますが、一方ではオウンドメディアに対してユーザーの継続アクセスを促すのに必要なコンテンツが不足している課題があります。これに対し、オウンドメディア内のコンテンツとして「Gotcha!mall」を展開できる仕組みを提供します。オウンドメディアへ展開する「Gotcha!mall」のコンテンツを表示制御(オウンドメディアに関連する特定コンテンツのみを表示)することで、オウンドメディアへアクセスする習慣を作りながら、自店舗への来店購買促進へつなげることが可能です。
(6) 「Gotcha!mall」はアジアを中心とした世界の小売店間での相互送客を実現
「Gotcha!mall」は日本のみならず、ASEAN各国、中国、台湾などでも統一的なUI/UXを展開、アジア全域のショッピング客をボーダレスにつなぎます。今後ますます増えるインバウンド消費、さらにはアジア各国間の生活者を相互送客し、アジア最大の“生活者と店舗・ブランドをつなぐプラットフォーム”となることを目指します。
<グランドデザイン株式会社> https://www.gd-c.com/
代表取締役社長:小川 和也
設立 :2014年11月18日
資本金 :35,394万円(2016年3月現在)
本社所在地 :2017年8月10日まで
東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル6階
2017年8月14日から(移転先新所在地)
東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル6階
事業内容 :テクノロジーによるイノベーション事業
●生活者と店舗・ブランドをつなぐプラットフォーム
「Gotcha!mall(ガッチャモール)」の開発・運営
情報提供元: @Press