クォーツムーブメントが台頭していた時代、ジラール・ペルゴは、スポーティーでシックな「ロレアート」を発表しました。八角形と円形を組み合わせたベゼルに、ステンレススティール製のケースとブレスレットが一体型となった洗練されたデザインは、瞬く間に世界中の時計愛好家たちを虜にしました。当時の先進技術であったクォーツムーブメントは、クロノメーター検定の証明を取得したことから、“資格を有するもの”という意味を持つイタリア語の『Laureato(ロレアート)』がモデル名の由来となっています。そして、このモデルは、当時一世を風靡したダスティン・ホフマン主演の映画『卒業(イタリア語題名 Il Laureato)』の題名にもリンクし、人気を博しました。
毎年1月にスイス ジュネーブで開催される国際高級時計展SIHH(Salon International de la Haute Horlogerie Geneve)で発表された新生「ロレアート」コレクションは、愛好家たちから評価され高い注目を集め、その後も新しい複雑機構を搭載したモデルを発表するなど、進化し続けています。