お~いお茶 ペットボトル

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、第二十八回「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の作品を2017年2月28日(当日消印有効)まで募集しており、この度、第一回からの累計応募数が3,000万句を突破したことをお知らせいたします。





今回の累計応募数3,000万句達成は、前回の第二十七回までの累計応募数が29,872,958句だったため、二十八回の募集途中で127,042句の応募が確認できた2月1日に実現いたしました。

当コンテストは、「お~いお茶」が発売された1989年に開始され、第一回の応募数は約4万句でしたが、当時の創作公募コンテスト、さらに初回としては、社会的にも関心の高いコンテストであったと思っております。その後も応募数は順調に推移し、27回目を迎えた前回は過去最多の約186万句ものご応募をいただくまでに成長しております。

27年間にわたる歴史の中で、3,000万句ものご応募をいただき、34,970句を「お~いお茶」商品に掲載して参りましたが、そこには、一般の方々はもちろん、新俳句大賞の応募者の方々にも知られていない事が数多くあります。



そこで累計応募数3,000万句達成記念として、知られていない「伊藤園お~いお茶新俳句大賞10のホントッ!?」をご紹介いたします。





■ホントッその1:新俳句大賞が商品パッケージに作品を掲載するのは、俳句愛好家の皆様の不満を解消するためだった

新俳句大賞が、「お~いお茶」ブランドの展開に合わせたPRキャンペーンであることは周知の事実ですが、このコンテストの最大の特徴である、商品に掲載し発表する俳句創作コンテストになった理由は、あまり知られていません。

当時、俵万智氏のサラダ記念日が260万部売れ、松尾芭蕉の奥の細道300年にあたるなど、文芸による自己表現熱の高まりや、俳句ブームがありました。そして多くのカルチャースクールの俳句講座が賑わっていましたが、多くの受講者が「俳句で自分の気持ちを表現したいのに発表する場がない」という不満を持っていました。そこで、そうした俳句愛好家の皆様に、表現の場を提供するために「お~いお茶」パッケージを提供するコンテストが企画されたのです。





■ホントッその2:最終審査員には各分野の第一人者が参加している

新俳句大賞は、最終審査を現在、日本語俳句9名、英語俳句2名の11名の方々にお願いしております。審査員には、俳句界を代表される金子兜太氏や黒田杏子氏にご参加いただいておりますが、「自分の思ったことや感じたことを自由に表現する」という主旨から、様々な表現に関わる各界の第一人者の皆様に第一回から審査にご参加いただいております。



<俳人以外の代表的な審査員>

兵藤ゆき氏 (1~4回/マルチタレント)

小池一夫氏 (2~4回/漫画原作者)

浜村淳氏  (3~4回/パーソナリティー)

辻仁成氏  (12回/作家・ミュージシャン)

阿川佐和子氏(13~24回/作家)

武田双雲氏 (22~24回/書道家)

鈴木敏夫氏 (25回/スタジオジブリプロデューサー)

江國香織氏 (26回/作家)



<ゲスト審査員>

笑福亭鶴瓶氏(13回/落語家)

中谷美紀氏 (15回/女優)





■ホントッその3:入賞入選の7,000作品を決定するのは、200名以上の審査員や検証業務

17文字の俳句といっても、186万句となると、その審査は膨大な量になります。その全ての作品を審査していただいているのは、後援団体である現代俳句協会と日本学生俳句協会の皆様です。一次審査だけでも20回以上開催、のべ200名以上の方に取り組んでいただいております。そして、2次審査会後に落選した作品をもう一度、元ジャーナリストやことわざ研究者など、俳人とは異なる視点からの敗者復活審査を実施。4段階目の審査は、最終審査員の皆様が個別に審査を行い、その結果を元に、全員による協議制の最終審査会を開催しております。

一方で、選出作品を確定するために、審査とともに実施しているのが検証業務です。17文字という限られた文字数であるため、過去に類似作品が無いかを50万句以上のデータベースと照合するほか、他の俳句大会に協力していただき4回以上にわたり検証を行います。





■ホントッその4:100歳の方が文部科学大臣賞を受賞していた

文部科学大臣賞のこれまでの最高齢は、第十九回の石本イトさんで、応募時100歳、受賞時が101歳でした。一方、最年少は第二十六回の井上まいさんで、応募時8歳、しかも人生で初めて創った俳句でした。新俳句は伝統的な俳句の決まり事にこだわらないため、俳句上級者だけでなく俳句を創ったことがない方も気軽にご応募いただけますので、時に初めて創った作品が、俳人をはじめとする多くの審査員に、新俳句大賞に相応しい作品として評価されることもしばしば見受けられます。



石本イトさん(100歳)の作品「百才の 笑みこぼしつつ 星祭る」

井上まいさん(8歳)の作品 「りょうはしに ぶらさがりたい 三日月だ」





■ホントッその5:文部科学大臣賞を最も排出している県は愛知県だった

現在28回目を開催している新俳句ですが、文部科学大臣賞(当時は文部大臣賞)は第六回からで、これまで21作品を選出しています。都道府県(海外も含む)別では、最も受賞者が選出されているのが愛知県の4名、続いて多いのが神奈川県、千葉県、埼玉県の2名、1名が香川県、群馬県、岐阜県、大阪府、青森県、東京都、宮崎県、富山県、福岡県で、海外ではイギリス、ブラジルから、それぞれ1名が選ばれています。4名が選出された愛知県は、3名が三河地方で、この地域の俳句文化度は非常に高いといえるのではないでしょうか。





■ホントッその6:高校の5校に1校が応募している。しかも沖縄県では92%の高校に応募実績がある

新俳句大賞の186万句の応募の内、9割以上が小学生、中学生、高校生で占められています。その応募の大半が学校単位での団体応募ですが、中でも高校からの応募がもっとも多く、全応募数の4割が高校生です。前回の応募高校数は1,017校で、全国高校数4,939校(2016年5月文部科学省発表)の5校に1校以上が、ご応募いただいています。さらに沖縄県にある64の高校うち、これまでに59校に応募実績があり、92%の学校がご応募いただいたことになります。





■ホントッその7:20年以上にわたり毎回ご応募いただいている学校がある

新俳句大賞では、第四回より日本教育新聞社様の後援により、各学校に募集案内を開始、団体応募としての募集がはじまりましたが、それ以前から学校単位で応募いただいている学校がありました。富山県の高岡市立東五位小学校は第一回から、また愛知県安城市立安城西中学校は第二回から現在まで団体で、ご応募いただいており、新俳句を積極的に取り入れられている代表的な学校です。また秋田県の山本郡八峰町立峰浜小学校は、第五回よりご応募いただいており、第十一回、第二十七回の2度、小学生の部大賞受賞者を輩出している俳句エリート校です。

その他、海外においても、ロンドン補習校(イギリス)、ミュンヘン日本語補習授業校(ドイツ)は、20回以上ご応募いただいているほか、学校以外にもカナダの俳句団体「匂蘭の会」が19回、ブラジルの日系人団体「ブラジル日本文化福祉協会」が18回ご応募いただいている常連団体です。





■ホントッその8:愛知県には新俳句アンバサダーともいえる先生が存在する

愛知県岡崎市の竹岡佐緒理さんは、現在、母校である愛知県立幸田高校で教鞭を執られ、生徒たちに応募を勧めていただいております。これはご自身が高校在学中に3年連続入賞・入選を果たされ、「お~いお茶」に掲載された経験から、その時の嬉しさを生徒にも体験してもらい学習意欲につなげたいとの思いからです。そして第二十五回ではご自身も文部科学大臣賞を受賞されました。幸田高校以前の一宮西高校でも実践されており、国語が苦手だった野球部の男子生徒が見事、高校生の部の大賞を受賞するなど、多くの生徒たちを入賞・入選させて文芸への興味を持たせている新俳句大賞のアンバサダー的な存在です。





■ホントッその9:受賞者にまつわるエピソードが多数ある

第十四回文部科学大臣賞を受賞した岐阜県の塚原直さんのご一家は、お母様が第十一回で優秀賞、お姉様が、直さんと同じ第十四回で都道府県賞を受賞されてトリプル受賞となりました。

第十六回の一般の部B(40歳以上)大賞を受賞された群馬県沼田市の田上加代さんは、受賞を記念してご家族に句碑を建てていただいたとのご連絡をいただき、翌年開催した懇親会では立派な句碑の写真をご披露いただきました。

賞金の使い途も様々ですが、第六回で文部科学大臣賞を受賞した佐々木祥一郎さんは、当時在籍されていた横浜国立大学附属鎌倉中学校の図書室に「佐々木文庫」を設置しました。また東日本大震災が起きた第二十二回文部科学大臣賞受賞者の富山県小矢部市の稲葉巧馬さんは、賞金全額を震災に役立てて欲しいと寄付されました。





■ホントッその10:新俳句には意外な著名人も応募していた

これだけ多くのご応募をいただいている新俳句ですが、応募者の中には著名人もいらっしゃいました。第二回の作品集では「著名人の作品」として、落語家の五代目三遊亭円楽さん、三遊亭圓歌さんなどの方の作品を紹介しています。

また音楽界には、小学生の時に新俳句大賞に応募いただいた女性シンガーソングライターや、現在も応募いただいていることをブログで紹介されている女性アーティストもいらっしゃいます。





■第二十八回伊藤園お~いお茶新俳句大賞 募集要項(要約)



●主催

伊藤園新俳句大賞実行委員会



●応募部門(6部門)

「小学生の部(幼児含む)」「中学生の部」「高校生の部」

「一般の部A(40歳未満)」「一般の部B(40歳以上)」「英語俳句の部」



●応募方法

ハガキ、FAX(A4サイズ)、インターネットのいずれかの方法で、日本語、英語を合わせてお一人様6句までご応募いただけます。「応募部門と作品」「郵便番号」「住所」「氏名」「年齢」「電話番号」「Eメールアドレス」「句会・学校名・サークル名(所属している場合のみ)」を明記してご応募ください。



※ハガキの場合は「応募部門と作品」のみを裏面に、その他を表面にご記入ください。



●応募宛先

ハガキ    : 〒102-8553 東京都千代田区紀尾井町3-23

         「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」係

FAX      : 03-3263-5668

インターネット: http://www.itoen.co.jp/new-haiku/



●応募締切

2017年2月28日(火) 当日消印/送信有効



●賞(入賞2,000名様、入選5,000名様 合計7,000名様)

入賞:日本語俳句より文部科学大臣賞1名様(賞金50万円と副賞)、各部門より大賞1名様・計6名様(賞金20万円と副賞)、優秀賞44名様、審査員賞11名様、後援団体賞10名様、都道府県賞240名様、佳作特別賞1,688名様の合計2,000名様の作品を「お~いお茶」のパッケージに掲載いたします。

入選(佳作):部門問わず5,000名様に、入賞入選者7,000名様の作品が掲載された作品集『自由語り』を進呈いたします。



●審査員(50音順、敬称略)

日本語俳句:浅井愼平(あさいしんぺい)(写真家)、安西篤(あんざいあつし)(俳人)、いとうせいこう(作家・クリエイター)、金子兜太(かねことうた)(俳人)、金田一秀穂(きんだいちひでほ)(日本語学者)、黒田杏子(くろだももこ)(俳人)、宮部(みやべ)みゆき(作家)、村治佳織(むらじかおり)(ギタリスト)、吉行和子(よしゆきかずこ)(女優)

英語俳句 :エイドリアン・ピニングトン(日本古典文学研究者)、星野恒彦(ほしのつねひこ)(俳人)



●発表

伊藤園ホームページなどにて上位入賞作品2,000句を2017年7月7日に発表(予定)。また、応募者には審査結果を7月上旬頃に郵送またはメールにて通知いたします。なお、入賞作品2,000句を2017年秋より「お~いお茶」のパッケージに順次掲載いたします。



●お客様からのお問い合わせ先

伊藤園新俳句大賞事務局

電話 03-3264-4050 10時~18時(土日祝日・年末年始を除く)
情報提供元: @Press