防水性残存率変化
透湿・防水・遮熱シート『デュポン(TM)タイベック(R)シルバー』
旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宇野 真)は、透湿・防水・遮熱シート『デュポン(TM)タイベック(R)シルバー』を改良し、防蟻防腐剤に対する耐性の高い製品を新たに開発いたしました。販売価格は従来通りとなり、順次、従来製品からの切り替えを予定しております。
これまで一般的な透湿防水シートは、防蟻防腐剤に含まれる界面活性剤の影響を受け、初期防水性が大幅に低下してしまうリスクがありましたが、本製品ではその影響を大幅に抑えることが可能となりました(参照1)。また、2016年8月に改訂されたJIS A6111:2016では、50年相当の耐久性試験項目(耐久性区分III)が新設されており、これに対応可能な製品設計としております。本製品は、これまで以上に快適で安心できる家づくりに貢献する透湿・防水・遮熱シートになると考えております。
■製品概要
製品名称: デュポン(TM)タイベック(R)シルバー(製品名は変わりません。)
製品概要: 透湿・防水・遮熱シート 防蟻防腐剤対策製品
適用 : JIS A6111:2016同等品
製品形状: 1M×50M/巻
特長 : (1) 透湿・防水機能に加え、熱を反射する
『透湿・防水・遮熱シート』です。
(2) 新たな特殊樹脂コーティングにより、防蟻防腐剤に含まれる
界面活性剤による影響を抑えます。
(3) 更なる製品耐久性を見据えた製品です。
(50年相当の耐久性試験を実施予定)
URL : http://www.tyvek.co.jp/construction/product/silver/
<開発の背景>
これまでも構造躯体への防蟻防腐処理の際、透湿防水シートへ薬剤が付着するとシートの防水性能が低下するリスクがあったため、薬剤が十分に乾燥してから透湿防水シートを施行するよう注意喚起しておりました。しかし、長期優良住宅の普及と共に、通気胴縁にも防蟻防腐処理(主には加圧注入)されるケースが増え、外装施工までの期間に胴縁が多量の雨水にさらされることによって、防蟻防腐剤に含まれる界面活性成分が溶け出し、透湿防水シートの防水性能を低下させてしまうという事例が散見されるようになりました。対策としては、胴縁を雨水で濡らさぬよう、外装材を速やかに施工するなどの注意喚起を行っておりましたが、より根本的な解決を目指し、防蟻防腐剤に対する耐性に優れた製品開発を進め、製品化に至りました。
<資料請求、お問い合わせについて>
カタログ及びカットサンプルのご用命はウェブサイト、TEL、FAX、E-mailにて賜っております。
カタログ請求フォーム: https://www.tyvek.co.jp/construction/request/
(参照1)
https://www.atpress.ne.jp/releases/115342/img_115342_1.jpg
※従来透湿防水シートは、当社従来製品及び他社製品を含む複数の透湿防水シートの平均値です。
※本試験で使用した防蟻防腐剤の種類は、BAACとなります。
【総輸入販売元】
旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ 株式会社
所在地:〒100-6111 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー11階
タイベック(R)は、米国デュポン社が製造し、日本国内では旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社が総輸入販売元として輸入販売を行っております。旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社は、1995年にフラッシュ紡糸不織布の日本国内での販売を目的とし、旭化成せんい株式会社とデュポン株式会社の折半出資の合弁会社として設立されたタイベック(R)の日本における総輸入販売元です。尚、タイベック(R)ハウスラップは日本の透湿・防水シートのパイオニアであり、30年以上の信頼と実績を誇ります。日本だけでも、400万軒以上(200m2 / 軒として、1990年~2009年の累積出荷量より算出)の家で採用されています。
デュポン(TM)、デュポンオーバルマーク、The miracles of scienceおよびタイベック(R)は、米国デュポン社の商標または登録商標です。 情報提供元: @Press