空き家問題の対策として期待される「DIY型賃貸借」ですが、ここでの「DIY」とは、従来の「Do it Yourself」とは意味がやや異なり、賃貸住宅の借主の希望に沿ったリフォームを施す契約形態のことです。工事の施工や費用の負担を入居者側に限定するものではありませんが、今回の調査では、借主負担のリフォームに対する貸主側の受容度を調査しました。入居者の希望に沿ったリフォームが行われることで、使いやすさから入居期間が長くなり、部屋の資産価値が高まることも期待できますので、貸主にとってのメリットも少なくありません。貸主、借主の双方がうれしい「DIY型賃貸借」、今後の普及が期待できそうです。