ライフリズムナビ+Dr.


大阪市立大学医学部特任教授 梶本


健康アドバイスレポート


健康状況の「見える化」

 大阪市立大学医学部疲労医学講座(所在地:大阪市阿倍野区)と大阪市立大学医学部発のメディカルITベンチャー・エコナビスタ株式会社(本社:東京都千代田区)が共同開発した「ライフリズムナビ+Dr.」サービスが、住友林業株式会社(社長:市川 晃、本社:東京都千代田区)のグループ会社で、有料老人ホームの運営を行う株式会社フィルケア(社長:中澤 俊勝、本社:神奈川県横浜市、住友林業100%出資、以下 フィルケア)にて、今後開設予定の「グランフォレスト」シリーズに2016年秋から採用されることとなりました。



「ライフリズムナビ+Dr.」詳細URL

http://www.econavista.com/liferhythmnavi_dr/





【被介護者の日頃の健康状態を見える化する「ライフリズムナビ+Dr.」】

 「ライフリズムナビ+Dr.」は、エコナビスタ株式会社が提供する『「まさか」の予兆を見える化する』をコンセプトとした次世代型健康見守りサービス機器です。ベッドのマットレス下に設置する「センサーマット(体動センサー)」「人感センサー」「扉開閉センサー」「温湿度センサー」などのセンサーで対象者の睡眠から活動、室内環境までを「見える化」します。

 各センサー情報は専門クリニックである「東京疲労・睡眠クリニック」が管理・監督するクラウドサーバへ24時間自動送信。その詳細な情報を基に毎月「健康レポート」をお届け。万一「まさか」の予兆が見られた際には、ご家族や介護の方にリアルタイムでお知らせします。

 また大阪市立大学医学部疲労医学講座とエコナビスタで共同開発したオリジナル・スコア「疲労回復指数」「快適環境指数」「快眠指数」(特許申請中)も毎日ご提供します。

 本見守りシステムは、見守りの本来の目的である「事故が起こる前の予兆を見つけ、危険の目を早期に摘み取る」ことを目指すだけでなく、かかりつけ医の診察や治療の参考となる大事な日々の生活情報とし活用頂くことも、対象者本人やご家族などの同意を得た上で可能となります。またスマホやPCから情報を共有できるので、家族や介護者の適切なケアにも生かすことができ、介護者の見守り負担軽減にも役立ちます。



 今回「グランフォレスト ときわ台」では、上記サービスの中から、各種センサー群を採用し施設の見守り設備として活用いただく運びとなりました。

 またエコナビスタのサービスである専門クリニックからの「健康レポート」機能も、ご希望に応じて導入の予定となっております。





【「ライフリズムナビ+Dr.」の特長】

<取得データについて>

・センサーマット(体動センサー)

 「在床・離床判定」「入眠・覚醒時刻」「睡眠深度」「心拍数」「呼吸数」「無呼吸数・時間」

・温湿度センサー

 「温度」「湿度」

・人感センサー、扉開閉センサー

 「動態検知」「活動時間」「ドアの開閉」等



 上記データを専門クリニックである「東京疲労・睡眠クリニック」が管理・監督するクラウドサーバへ24時間自動送信します。



<介護施設等での使用>

 密室化しがちな居室内、特に人出の少ない夜間の定期巡回時などで、室内対象者の状態をリアルタイムで確認が可能。起床や離床などの状況を把握することで、転倒等によるケガや事故を未然に防ぐことを目指し、異常時には即座にアラートを通知することで、素早い対応を可能にします。また、睡眠時間や起床時刻などが自動で記録されるため、一人ひとりに合わせ生活習慣や睡眠の質の改善に繋げられるとともに、介護者の負担軽減も期待されます。



 本システムは今後、老健施設、高齢者向けマンションへの導入やスポーツ関連施設への導入を目指します。
情報提供元: @Press