第71回「毎日・北九州フォーラム」(北九州地域懇話会、毎日新聞社主催)が28日、北九州市のJR九州ステーションホテル小倉で開かれ、市内在住の作家、福澤徹三さんが「北九州で作家になりませんか?」と題し講演した。

 福澤さんは1962年、北九州市生まれ。デザイナー、専門学校講師などさまざまな職業を経て2000年に短編集「幻日」でデビューした。08年に「すじぼり」で第10回大藪春彦賞を受賞し、怪談や推理小説など多様なジャンルの作品で多くの読者を引きつけている。

 講演は毎日新聞学芸部の渡辺亮一記者が聞き手となり、トークショー形式で進められた。福澤さんは自身の半生を振り返りつつ、小説の魅力を「疑似体験ができ、気持ちを豊かにする」と表現。通信システムの発達により、北九州を拠点にした作家活動に「ハンディはない」と語った。題材は「自身が経験し骨身にしみたことが一番説得力がある」とし「出来事をどう捉えるかという視点」が大切だと説いた。その上で「時間がある方が小説にチャレンジすることは有意義だと思う」と会場の高齢者らにエールを送った。【谷由美子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 北九州で作家は「ハンディない」 福澤徹三さんが語る小説の魅力 」