老朽化した市庁舎の建て替え計画をめぐり東京都小金井市の白井亨市長は1日の議会で、計画を見直し、予定していた3度目の入札を断念することを表明した。目標の2029年1月の供用開始が大幅に遅れる可能性がある。

 計画では新庁舎は地上6階地下1階建てで、福祉会館と複合施設にする予定だった。

174億→240億円に

 白井市長は、資材や人件費など物価高騰の影響で現在の設計による概算工事費が当初の174億円から240億円に増えたとしたうえで「大きな財政負担となり、計画を進めることは厳しい」と述べた。可能ならば27年としていた着工は2年程度遅れるとみられる。

近くのビル借りて…業務が分散

 建て替えをめぐっては、昨年2回、応募者がおらず入札中止となっている。

 現在の本庁舎は築60年の4階建てで、延べ床面積約2700平方メートル。議会や市長室など入っている。本庁舎が手狭になり、1994年から近くの8階建てのビルを借りており、業務が分散している状態が続いている。【矢野純一】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 築60年の市庁舎建て替え、3度目の入札断念 東京・小金井