12年に1度の午(うま)年に行われる茨城県鹿嶋市の鹿島神宮の式年大祭「御船祭(みふねまつり)」で2日、祭神を乗せた御座船が約100隻の大船団とともに北浦の湖上などを進む「水上渡御」が行われた。華やかな飾りや大漁旗で彩られた船団を、多くの見物客が見守った。

 御船祭は奈良時代に編さんされた「常陸国風土記」にも登場する伝統行事で、約2000年前に始まったと伝えられている。

 祭神をまつったみこしは2日午前、鹿島神宮を出発。陣羽織姿の騎馬隊を先頭に直垂(ひたたれ)や千早などの古代装束をまとった約2500人とともに市内を練り歩いた。その後、鰐川に立つ水上鳥居の「一之鳥居」から船首に竜頭が付けられた御座船で香取神宮のある千葉県香取市まで往復した。

 出発地近くの市立豊津小の全児童21人は、土手沿いに座って見物。市村一弘校長(57)は「子供たちが地域の文化に少しでも興味を持ってくれたら」と目を細めていた。【榎良広】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 華やかな100隻の大船団「水上渡御」 鹿島神宮の御船祭