兵庫県の斎藤元彦知事(46)がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、知事の不信任決議案が19日の県議会で提出、即日採決され、可決される見通しとなっている。知事は17日午後、県庁で報道陣に「19日の議会の対応を踏まえ、法律の規定に基づいて自分自身の対応を考えていく。私としてはこれからも県政の歩みを進めていきたい」と述べ、改めて辞職を否定した。

 不信任案が可決された場合、斎藤知事が10日以内に議会を解散せず、辞職しなければ自動的に失職となる。議会を解散すれば、40日以内に県議選が実施される。知事は議会解散の可能性を否定せず、「判断するには孤独な面もあるが、自分のことなので自分でしっかり対応を考えていきたい」と語った。【戸田紗友莉】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 兵庫知事、不信任案には「法律に基づき対応」 辞職は改めて否定