松江市内で外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の駆除に取り組む市民団体「まつえワニの会」が8月下旬から今年の活動を開始した。5年目になる同会の遠藤修一代表(77)は「まだ市内でも駆除活動をできていない場所があるので、どんどん活動していきたい」と意気込んでいる。

 ワニの会は、松江城を囲む堀川を巡る堀川遊覧船の元船頭の遠藤さんら有志が2020年に結成し、現在7人が所属。市内の川などにかごわなを仕掛け、駆除活動を行い、昨年は約2カ月間で約1650匹のアカミミガメを捕獲した。

 今年は10月末まで活動する予定で、8月27日は松江城の堀でアカミミガメのほか、ブルーギルやライギョも捕獲、駆除した。遠藤さんは「松江の自然守るため、活動の輪を広げていきたい」と話している。また、同会に駆除事業を委託している島根県自然環境課の青木陽子主幹は「人間が持ち込んだことで広がったので、人間が責任を持って管理してほしい」と話している。【目野創】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ミドリガメの駆除、今年も開始 23年は2カ月間で1650匹 松江