東京都の小池百合子知事は7日の定例記者会見で、2期目のレガシー(遺産)は何かと問われ、18歳以下の都民に月5000円を給付する事業「018サポート」や高校授業料の実質無償化について所得制限を設けなかったことを挙げ、「これらの所得制限を外すことは私のレガシーの一つだ」と述べた。

 小池氏は「所得制限を外したことによって、子どもを育てたいんだという方々にとって大きな励みになったと思う」と述べた。一方で、明治神宮外苑の再開発が「負の遺産」ではないかという記者の質問に対しては「認識の差だと思う」と答えた。

 20日に告示が迫った都知事選への出馬表明時期については「今、議会にしっかりと対応していきたい。そのことに尽きます」と述べ、引き続き明言を避けた。【深津誠】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 小池氏、東京都知事選への出馬明言せず 2期目の「レガシー」強調