自民党の菅家一郎元副復興相が安倍派からのキックバック(還流)を原資に、自身が代表を務める党支部に寄付して税控除を受けた問題で、共産党の小池晃書記局長は27日、「議員を辞めるべきだ」と批判した。

 菅家氏はこの日、寄付の原資に2018~21年に還流された計1289万円が含まれていることを認めた上で、事件後に控除分を返還したことなどを理由に「何ら法的に違反していない」と主張した。

 小池氏は記者団に「法律違反はないというのが、驚くべき開き直りだ。裏金を受け取り、個人名義にしたわけだから、そこで納税の義務も発生する」と指摘。「自民党の中で他にもやっている人がいるのではないか」として自民が全面的に調査する必要性を指摘した。【田邉佑介】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 共産・小池氏「辞職すべき」 裏金原資に税優遇の菅家氏を批判